新スタジアムの全貌が明らかに、2028-29シーズン開幕を目指し地下駐車場などの工事が進行中
現在、ラ・カルトゥーハ・スタジアムを仮の本拠地として使用しているベティスですが、新ベニト・ビジャマリンの改修工事に関する新たな詳細が明らかになりました。フェデリコ・マルティネス・フェリアGMが工事現場でメディアの取材に応じ、進捗状況や今後の計画を説明しました。
現在は旧スタジアムの取り壊しが終わり、周辺の土留め壁を建設する第一段階の工事が行われています。50人以上の作業員が従事し、深さ26メートル、幅1メートルの壁を作って地下駐車場の掘削に向けた準備を進めています。この初期工事には約1000万ユーロの費用がかかっており、夏の終わりから秋の初めにかけて完了する予定です。その後、地下駐車場と別館の基礎工事、そしてプレフェレンシア・スタンドの構造建設へと進んでいきます。
新スタジアムの収容人数は60,000人(うちプレミアムシートが約5,000席)となる予定です。現在のラ・カルトゥーハは70,000人収容であり、今季は何度もその数字を超える観客を動員していますが、クラブは立地や交通アクセスの問題を考慮し、60,000人が最適な規模だと判断しました。ラファエル・デ・ラ・オス・カスタニェスが設計する新しい屋根は、音響効果を高め、ピッチとの距離をより近く感じさせる「ヘリオポリスのボンボネーラ」と呼ばれるような密閉感を生み出します。また、グラウンド自体を20〜40センチメートル掘り下げる計画や、南ゴール裏(ゴル・スール)にエル・サダル・スタジアムのような立ち見席(防破壊シート)を導入し、スタジアムの熱狂をさらに高める構想も検討されています。新スタジアムはUEFAの基準を満たしており、将来的に欧州大会の決勝戦を誘致する条件も整えられます。
スタジアムに隣接する新しい別館の80%はホテルとして使用される予定で、これがクラブにとって大きな収益源となります。すでに複数の国際的なホテルチェーンが関心を示しており、最終候補の3社と交渉が進められています。残りのスペースには美容クリニックや「ファッショナブル・スポーツ」エリアなどが入り、試合日以外でも365日収益を生み出す施設となります。さらに、都市計画局と連携して、スタジアム近くのパルメラ通りに地下鉄3号線の新駅を建設する計画も進められており、交通アクセスの抜本的な改善が期待されています。
総工費については、最初の入札で提示された2億7000万ユーロという高額な見積もりを避け、当初の計画通り1億7000万ユーロに抑えるため、請負業者のACCIONA社と連携してコスト削減の見直しが行われています。資金調達はプロジェクト・ファイナンスの手法を用い、新スタジアムやホテルからの追加収益(年間約2000万ユーロを見込む)を返済にあてることで、25年から30年かけて自己資金のみで完済する計画です。アメリカの投資ファンドなどが好む社債の発行やハイブリッド型の資金調達モデルも視野に入れ、現在最終的な出資者の選定を行っています。
クラブは、2028-29シーズンの開幕から新スタジアムを使用することを目標としており、それまでの今季を含めた3シーズンはラ・カルトゥーハでのプレーが続きます。 (via ElDesmarque) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)