閉鎖された南スタンドとヴァジェカスの静かなる抗議

この日のヴァジェカスは、アスレティック戦での事件を受けた処分により、熱狂的なウルトラ集団『ブカネロス』が陣取る南スタンドが完全に閉鎖されるという異例の環境下で行われました。🏟️

誰もいない南スタンドには、クラブ側が掲げた『ラージョ・バジェカーノ・デ・マドリード。サッカーにおけるフェアプレーを支持』という黒地に赤文字の横断幕が広げられ、一方でメインスタンドの中央にはサポーター側が掲げた『問題は応援エリアではなく、街全体だ』というメッセージが踊り、クラブ経営陣との根深い対立を象徴していました。

試合開始のホイッスルとともに、スタンドからはプレサ会長に向けた『プレサ、今すぐ去れ!』のチャントが執拗に響き渡りました。しかし、金曜夜にクラブ側が過去の不在3試合分のシーズンチケット代金の全額返金を発表したことでサポーター団体との間に一時休戦が成立しており、心配されていた紙飛行機の投げ込みやボイコット、試合の中断といった過激な抗議行動は見られず、試合自体は最後まで粛々と進行しました。

サン・ホセ監督も『ファンは10点満点の応援をしてくれたが、やはり熱狂的な応援スタンドがいないのは寂しかった』と語り、ピッチ外の動揺が早期に収束し、本来のヴァジェカスの熱気が戻ることを切望しています。

(via MARCA)

【本日の総括】

160日ぶりにヴァジェカスで完走された一戦は、PKに泣かされ0-3の大敗という厳しい現実を突きつけられました。ピッチ外での緊張関係は一時休戦となったものの、熱狂的な応援スタンドの不在や相次ぐ負傷者、そしてミッドウィークの混迷がチームに影を落としています。ルジューヌやサン・ホセ監督が語るように、次節セルタ戦でブカネロスが復帰し、チームとサポーターが再び一つになって勝利を掴み取る姿が期待されます。