下部組織の星パブロ・ガルシアが涙のスタジアム1周、退団の噂もクラブ側は「移籍は遠い」と一蹴
ソシエダ戦の終了直後、スタジアムを驚きと寂しさで包み込む光景が目撃されました。試合終了間際に途中出場した下部組織出身の若きアタッカー、パブロ・ガルシアが、仲間たちが引き上げる中で一人ピッチに残り、涙を浮かべながら客席に手を振り、投げキッスを送りながらスタジアムを1周しました。この行動は、ファンの間でイングランド移籍への別れの挨拶ではないかという憶測を瞬く間に広げました。
現在、イングランドのハル・シティが、ガルシアの獲得に向けて非常に強い関心を示しており、本人も高給を提示されていることから移籍に前向きです。しかし、ベティス側はこれを簡単には認めない構えを見せています。クラブ経営陣が求めている取引の条件は、保有権の50%に対して500万ユーロ、さらに20%の追加買い取り義務として300万ユーロ、さらに各種ボーナス200万ユーロの、合計「800万〜1000万ユーロ」というかなり高額なものです。
ハル・シティ側はすでに合意がほぼ完了しているとメディアに向けて語っていましたが、ベティス側はこの発言を真っ向から否定。深夜の段階でも、現状ではハル側の提示金額がベティスの要求を満たしておらず、交渉は完全に行き詰まっており、合意からはほど遠いと断言しました。
試合後の記者会見で、マヌエル・ペジェグリーニ監督はこの件について次のようにコメントし、平静を装っています。
『ピッチ上での特定の選手個人の一過性のジェスチャーに対して、そこまで大きな意味や重要性を与える必要はない。移籍市場の噂や個別のケースについては現時点で話すつもりはなく、彼の今後の動向を見守るだけだ』
ベティスがガルシアを売却すれば、多額のプラス収支を会計上は計上できますが、現在のラ・リーガが定めるサラリーリミットの枠を広げる効果は極めて小さく、狙っているダニ・セバジョスの獲得資金を捻出するための決定打にはならないとされています。バレンシア戦やレバンテ戦とアウェイゲームが続くため、もし移籍が成立すればこの日の試合がホームファンとの最後の時間になるため、ガルシアは「予防的」にお別れを行ったのではないかとも分析されていますが、市場終盤のドラマはまだ続きそうです。(via Mundo Deportivo)