18歳新星アーロン・マジョール:インサイドハーフからアンカーへ見せた戦術的柔軟性と新契約の詳細
アラベス戦における最大の収穫となったのが、カンテラ出身の18歳MFアーロン・マジョールの圧巻のプリメーラ(1部)デビューである。トップチーム登録の先輩選手たちを押しのけてオスカル・サンチェス暫定監督により先発抜擢された新星は、物怖じしない強靭なメンタリティと高い戦術理解度で90分間フル出場を果たした。
マジョールをユースチームやBチーム(メスタージャ)時代から知るオスカル・サンチェス監督は、まずギド・ロドリゲスの相棒となる8番(インサイドハーフ)として起用。マジョールは広いカバーエリアとアグレシッブなハイプレスを見せ、敵陣でのパス成功数19/22本、ロングパス成功数5/6本という高精度なスタッツを残した。さらに試合終盤、イエローカードを提示されていたにもかかわらず、監督はギドを下げてマジョールを6番(アンカー/ピボーテ)へ配置転換。最も集中力を要する局面で中盤の底を一人で引き締め、見事に勝利へと逃げ切らせた。
試合後の記者会見でオスカル・サンチェス監督は『彼を起用したのは日頃のパフォーマンスと能力ゆえだ。彼の特質は熟知しているので多くを語る必要はなかった。「お前なら私が求めていることを理解しているはずだ。ピッチに出て戦い、楽しんでこい。ミスをしても周りの仲間が必ずカバーしてくれる」とだけ伝えた。デビュー戦で素晴らしいプレーを見せたが、本当に難しいのはこれを継続することだ。現状に満足せず向上心を持ち続けなければならない』と惜しみない賛辞と今後の期待を述べた。
バレンシアCFは数ヶ月前にマジョールとの契約延長を完了させており、現在の契約期間は2029年まで、さらにクラブ側が一方的に2年間延長できる権利を保有している。現在の契約解除金は1500万ユーロに設定されているが、正式にトップチーム(1部)登録選手となった場合には解除金が3000万ユーロへ自動倍増する条項が盛り込まれている。(via SPORT)