クラブ買収を巡る電撃動向 元取締役ジョルディ・マリン氏の51%株式取得案を即時拒否
ピッチ外のクラブ運営・株主動向においても大きなニュースが飛び込んできた。
セルヒオ・ラモス氏のグループによる買収交渉が破談に終わって以来、静観が続いていたセビージャFCの株式売却問題において、元社外取締役のジョルディ・マリン(本名:ホルヘ・マリン・グラナドス)氏が主要株主に対し、クラブ株式の51%を取得する買収提案を電撃的に行っていたことが判明した。
しかし、セビージャの主要株主陣はこの提案を即座に一蹴し、一発で拒否した。クラブ内部では、今年5月に役員を突然辞任したマリン氏が、裏でセルヒオ・ラモス氏らのグループの「名義貸し(ダミー)」として動いているのではないかとの強い警戒感があり、提示された提示額自体も不十分と判断された。
現在のセビージャFCは、デル・ニド・カラスコ会長のもとで劇的な財務改善が進んでいる。ゴールドマン・サックス社を通じた事業精査と並行し、わずか3ヶ月間で純負債を9000万ユーロから6000万ユーロへと3000万ユーロ(約50億円)削減することに成功。今季の赤字見通しもわずか400万ユーロに抑えられ、損益分岐点(ブレイクイーブン)間近まで回復している。そのため、仮に今買収に応じるとなれば、5月時点よりも株主の取り分が3000万ユーロ跳ね上がる計算となり、主要株主側も安易な売却には一切応じない構えを見せている。
(via Estadio デポルティーボ・ラ・コルーニャ)