サンセ所属の日本人選手Kitaが直面したラシズム被害と毅然とした告発
🇯🇵 レアル・ソシエダBに所属する期待の日本人選手Kita(キタ)が、ピッチ上で受けた極めて深刻な人種差別的行為に対し、一切妥協することなく毅然とした告発を行いました。
事件が発生したのは、昨シーズンの第29節(本拠地ズビエタでのCDカステリョン戦、激しい乱打戦の末にソシエダBが4-2で勝利したゲーム)の試合終了間際となる後半94分でした。ピッチ上での競り合いの際、カステリョンの選手であるアルベルト・ヒメネスが、日本人選手であるKitaに対し、明確に『クソ中国人(puto chino)』という卑劣で許しがたい差別的な言葉を投げかけました。
これを受けたKitaは、すぐに主審のエナ・ウルフ氏に近づき、自身が人種差別の言葉を浴びせられた事実を報告。これにより主審はただちにピッチ上の安全を確認し、スペインフットボール界が定める厳格な「反人種差別プロトコル(対レイシズム規定)」を公式に発動させました。
主審は試合後に作成した公式の審判記録( acta )の中に、Kitaが告発した差別発言の具体的な文言を明確に書き残しました。記録の中には『審判団メンバーの誰一人としてこの発言を直接耳にすることはできなかった』という記述も加えられているものの、Kitaが自らの尊厳を守るためにピッチ上で毅然と告発したこの事件は、ラ・リーガ全体における差別撲滅への強い意志と教訓を示すものとなりました。(via SPORT)
【本日の総括】
レアル・ソシエダは、新シーズンの公式戦開幕を目の前に控える中、いまだ新戦力補強がゼロという異例の静けさと、その裏での激しい動きが浮き彫りとなる1日を迎えました。
ピッチ外では、マタラッツォ監督の2028年までの契約延長やオヤルサバルの残留決定といった強固な基盤がある一方で、獲得目前だったDFアゲルドとの交渉が土壇場で破談。守備陣の深刻な人員不足と代替候補の模索、ハビ・ロペスのオランダ・フェイエノールトへの期限付き移籍決定、さらにはアスレティックによるアギレサバラの将来的な移籍阻止ブロック条項の存在など、フロントの慌ただしい綱渡りが続いています。
また、本日20:30にいよいよ2部開幕戦を迎えるレアル・ソシエダB(サンセ)は、カステリョンとの一戦に向けてトップチームのチェルシー戦招集との二重調整を強いられながらも、昨季ピッチ上で人種差別被害に屈することなく毅然と戦った日本人選手Kitaやエースのゴルカ・カレラらを擁し、ズビエタの誇りを示すための新たな航海へと走り出します。