クラブ・ブルッヘ 注目株トレソルディ争奪戦にアーセナルが参戦
ベルギーのクラブ・ブルッヘに所属する22歳のイタリア人ストライカー、ニコロ・トレソルディを巡り、アーセナルが獲得に向けた本格的な動きを見せている。現時点では複数クラブによる関心と獲得観測の段階にあるものの、昨夏から関心を寄せるFCバルセロナやアトレティコ・マドリードに続きプレミアリーグの強豪が名乗りを上げたことで、争奪戦は激しさを増している。今季公式戦11試合で9ゴールを挙げ、チャンピオンズリーグでのハットトリック達成によって一気に評価を高めた新鋭の動向から目が離せない。
この争奪戦の背景には、欧州各国の強豪クラブによる若手ストライカー確保の思惑が複雑に絡み合っている。昨夏の移籍市場において、FCバルセロナはトレソルディ獲得に向けて高額な移籍金オファーを提示したものの、クラブ・ブルッヘ側に拒否された経緯が存在する。その後も彼が飛躍的な成長を遂げ、市場価値を急上昇させていることから、要求される移籍金はさらに高騰している状況だ。
こうした中、英『サン』紙が伝えるところによれば、アーセナルはクラブ・ブルッヘとの良好な関係を活かして来夏の移籍獲得に向けた交渉準備を進めているという。さらに、この動きはアトレティコ・マドリードに所属する26歳のアルゼンチン代表フォワード、フリアン・アルバレスの去就にも波及する可能性がある。アーセナルは以前からフリアン・アルバレスの獲得調査を行っていたが、もしトレソルディの確保に成功した場合、フリアン・アルバレスへの関心を撤回する方針だからだ。
ElDesmarqueによれば、アトレティコで信頼回復に挑みチャンピオンズリーグでも得点を挙げたフリアン・アルバレスにとって、他クラブの補強戦略が自身の移籍シナリオに直接影響を及ぼすという皮肉な構造が生まれている。バルセロナも財政的な制約を抱える中でトレソルディの追跡を続けており、資金力に勝るアーセナルの本格参入によって戦略の再考を余儀なくされている。
一人の若手ストライカーを巡る争奪戦は単なる単体交渉にとどまらず、ラ・リーガの主力攻撃陣の去就や欧州メガクラブ全体の補強戦略にドミノ倒しのような影響を与えている。そのため、今後の各クラブによる水面下の駆け引きはさらに熱を帯びるとみられ、来夏の移籍市場に向けた大きな注目点となるだろう。(via ElDesmarque)