今季全3監督が「無失点」を記録する珍データとクリーンシート率向上に潜む皮肉
📊 アスレティック戦での0-0引き分けにより、アギーレ体制における初のクリーンシート(無失点)が記録されました。
この無失点達成により、今季のバレンシアにおいて極めて異例で興味深い統計データが浮かび上がってきました。今季開幕から指揮を執った3人の監督全員が、それぞれ「少なくとも1回以上無失点試合を達成している」という事実です。
1. カルロス・コルベラン前監督:開幕節セルタ戦(0-0)
2. オスカル・サンチェス暫定監督:第7節アラベス戦(1-0勝利)
3. ハビエル・アギーレ現監督:第9節アスレティック戦(0-0)
📈 昨シーズンのデータと比較すると、バレンシアは年間38試合中9試合でしか無失点を達成できず、クリーンシート率は23.7%にとどまっていました。これは15回のバルセロナや14回のレアル・マドリード、アトレティコ・マドリードに遠く及ばない数字でした。
しかし今シーズンは、ここまで9試合中3試合でクリーンシートを記録しており、その確率は「33.3%(3試合に1試合)」まで大幅に向上しています。
⚠️ しかし、この数字の向上には深刻な皮肉が隠されています。無失点を達成した3試合のうち、実際に勝利を収めて勝ち点3を獲得できたのはオスカル・サンチェス体制でのアラベス戦(1-0)のわずか1試合のみです。残る2試合はいずれも0-0のスコアレスドローに終わっています。
どれだけ最後方のディフェンスラインとGKディミトリエフスキが奮闘して相手をシャットアウトしても、前線が不発に終わっているため、勝ち点3に結びつかないというもどかしい構造が浮き彫りになっています。アギーレ監督にとっても、この堅守をベースにいかに得点力を呼び戻すかが最大の課題となります (via Superdeporte)。
【本日の総括】
アスレティック戦でのスコアレスドローを経て、アギーレ体制での守備の安定感(クリーンシート達成やセサル・タルレガの劇的クリア)という収穫が得られた一方で、開幕9試合でわずか6ゴールという深刻な得点力不足が改めて浮き彫りとなりました。
エースFWウゴ・ドゥロへの凄惨なブーイングや若手の起用ペースを巡る葛藤など苦しい状況が続きますが、10日後のコパ・デル・レイでのウマル・サディク復帰という朗報や、新星オトルビの台頭など、反撃へのピースは揃いつつあります。次節メスタリアで開催されるビジャレアルとの熱狂のダービーマッチで、今季ホーム初勝利をつかみ取れるか注目が集まります。