「禅バージョン」へと変貌を遂げたモウリーニョ監督、開幕3連勝で首位スタート
ジョゼ・モウリーニョ監督がレアル・マドリードの指揮官に復帰して以来、チームを取り巻く雰囲気は懐疑論から大きな期待へと一気に変貌を遂げました。プレシーズンと公式戦を合わせた7試合で無敗を維持しており、見事なスタートダッシュを決めています。
プレシーズンでは4試合を戦い、フィオレンティーナとの引き分け(2-2)のほか、フェレンツヴァーロシュ(1-2)、デポルティーボ(0-1)、シャルケ04(0-3)に全勝。
その後、ラ・リーガ開幕戦でのエスパニョール戦(1-2)、サンティアゴ・ベルナベウでのホーム開幕戦レアル・ソシエダ戦(4-1)、そしてマラガ戦(4-0)と開幕3連勝を飾り、3試合で10得点2失点の圧倒的な強さで宿敵バルセロナと並び首位に立っています。
しかし、最も大きな変化はピッチ上の結果ではなく、モウリーニョ監督自身のキャラクターにあります。かつての「好戦的で、メディアや関係者と衝突を繰り返す」姿は消え去り、現在のモウリーニョは「禅(zen)バージョン」と呼ばれるほど、穏やかで建設的な態度を貫いています。
ホームのレアル・ソシエダ戦の序盤、エムバペのゴールで先制したものの、わずか4分後に相手MFルカ・スチッチに同点ゴールを許し、簡単にエリア内への進入を許すチームの様子にベルナベウのファンからブーイング(ピトス)が飛んだ際も、モウリーニョは冷静さを保ちました。後半にエムバペがさらに2点、ヴィニシウスが1点を決めて4-1で大勝した後の記者会見で、モウリーニョは次のように語りました。
『サポーターからのブーイングも拍手も、そこには何かしらの正当性があるものです。困難な場面に直面した際、チームが慌てることなく冷静に対処できたことが非常に気に入りました』
63歳となったポルトガル人指揮官は、長年の経験を経て精神的に成熟し、深く思慮深い態度を見せています。開幕前にも『チームは感情的、精神的な面でさらに成長する必要がある』と語り、チームの精神面を重視するアプローチをとっています。
この「禅の境地」が本物なのか、それともチームが敗北を喫した際に再び昔の感情的な姿が戻るのかはメディアでも議論が分かれています。その真価を問うテストとなるのが、過密日程が待ち受ける9月です。9月は合計5試合が控えており、9月4日にベニート・ビジャマリンでのレアル・ベティス戦、9月8日にチャンピオンズリーグ開幕戦としてインテル・ミランをホームに迎える大一番、9月12日にラージョ・バジェカーノ戦、9月15日にアウェイでのエルチェ戦、そして9月20日にメトロポリターノでのアトレティコ・マドリードとのダービーマッチが予定されています。
なお、フロントは移籍市場の最終日において、中盤(ボランチ)や左利きセンターバックなどの補強に「極めて有利な機会」がない限り動かない方針をとっていました。プレミアリーグからカマヴィンガやチュアメニなどの守備的MFに対する最終盤の巨額オファーの噂もありましたが、これらの対応を含め、すべてはモウリーニョ監督と相談した上で決定する方針を徹底していました。(via SPORT)
モウリーニョ監督の長女マティルデ、ロンドンで独自のジュエリーブランドを展開中
サッカー界の世界的名将であるジョゼ・モウリーニョ監督ですが、プライベートでも家族が独自の活躍を見せています。
モウリーニョ監督の長女である30歳のマティルデ・モウリーニョは、高名な父親のネームバリューに頼ることなく、ジュエリー業界で確固たるキャリアを築いています。彼女は24歳だった2020年に、ロンドンの高級住宅街チェルシーに本拠を置く「マティルデ・ジュエリー(Matilde Jewellery)」という独自のジュエリーブランドを立ち上げました。
父親のサッカーキャリアに伴い、マティルデは母親や弟とともに、これまでポルトガル、イングランド、イタリア、スペインと世界中を転々とする生活を送ってきました。現在、父親のモウリーニョはマドリードに戻ってレアル・マドリードを指揮していますが、完全に自立したマティルデは現在も夫とともにロンドンのチェルシーで暮らし、自身のブランドビジネスを精力的に展開しています。(via Mundo Deportivo)