カンテラーノの売却ラッシュとチェマ・アンドレスの移籍で2億ユーロ超の巨額利益を記録
今夏のレアル・マドリードは、フロレンティーノ・ペレス会長によるスター選手の獲得を進める一方で、下部組織出身カンテラーノたちの積極的な売却を行い、クラブの財務に極めて多大な利益をもたらしました。
今夏、レアル・マドリードの「ラ・ファブリカ」出身の選手たちの売却で得られた主な収入は以下の通りです。
・ニコ・パス:イタリアのコモへ6600万ユーロ
・ゴンサロ・ガルシア:フルハムへ4000万ユーロ
・セサル・パラシオス:フルハムへ1000万ユーロ
・ヤコボ・オルテガ:フランスのストラスブールへ1000万ユーロ
・マヌエル・アンヘル:フルハムへ400万ユーロ(50%の権利)
これに加え、さらに巨額の利益をもたらしたのが、元下部組織所属のチェマ・アンドレス(21歳)のプレミアリーグ移籍です。
チェマ・アンドレスはバレンシア出身、1.90メートルの大型守備的ミッドフィルダーで、2018年にレバンテからレアル・マドリードの育成組織に加入しました。マヌエル・アンヘルやゴンサロ・ガルシア、セサル・パラシオス、ヤコボ・ラモン(現イタリア)、ニコ・パス(現イタリア)らとともに、2023年にユース世代の「3冠」(リーグ、コパ・デル・レイ、コパ・デ・カンペオネス)を達成した黄金世代のひとりです。
昨夏にドイツのシュトゥットガルトへ600万ユーロで完全移籍しましたが、その際レアル・マドリードは「将来の移籍金の50%を受け取る権利」を保持していました。チェマ・アンドレスは昨季、シュトゥットガルトでのブンデスリーガデビューシーズンにおいて公式戦39試合(1939分)に出場し、4ゴール(うちリーグ戦3ゴール)2アシストを記録。セットプレーでの強さを発揮し、U-21スペイン代表にも選出される活躍を見せました。
この才能に注目したプレミアリーグのブライトン&ホーヴ・アルビオンが、移籍市場の最終盤に2300万ユーロで彼を獲得したため、レアル・マドリードは50%の権利分として約1150万ユーロを手に入れることとなりました。なお、シュトゥットガルトは将来的な売却時のパーセンテージを留保し、レアル・マドリードはチェマ・アンドレスに対する権利を完全に手放すことになります。
今夏のカンテラーノ売却によるレアル・マドリードの総収入は2億ユーロ以上に達しており、これらアカデミー出身選手の市場価値の高さを示す形となりました。ただ、このように多くの有望若手を一挙に手放す方針については、サポーターや関係者の間で将来を見据えた議論を呼んでいます。(via ElDesmarque, MARCA)
ライトバックの若手デビッド・ヒメネスがレアル・オビエドへ完全移籍
レアル・マドリードのライトバックを務めていた22歳のカンテラーノ、デビッド・ヒメネスが、セグンダ・ディビシオン(2部)のレアル・オビエドへ完全移籍することが正式に合意されました。
デビッド・ヒメネスは本日午前中、オビエドの指揮官ジュリアン・カレロのもとで早速初のチーム練習に参加し、チームメイトと同じ強度で全てのメニューを消化しました。
オビエドはイリアス・チャイラ、カルロス・フェルナンデス、クリス・ラモスといった主力を怪我で欠いており、直前のアルバセテ戦に勝利したものの、選手層の拡充が急務でした。デビッド・ヒメネスは早ければ今週末のエスタディオ・カルロス・タルティエレで行われるブルゴス戦で、早くも初の招集メンバー入りを果たす可能性があります。(via ElDesmarque)