マッシモ・モラッティ元会長が明かす、インテルによる若きメッシの引き抜き未遂事件

インテル・ミラノの伝説的な元会長マッシモ・モラッティが、イタリアのラジオ番組で、まだバルセロナの下部組織にいた若き日のリオネル・メッシを引き抜こうと画策していたという驚きの秘話を暴露した。モラッティは『下部組織でプレーする彼を見て、完全に魅了された。だから私は彼に興味を持った。インテルに連れてくることを夢見るだけでなく、直接接触するためにあらゆる手段を尽くしたんだ』と、単なる噂ではなく本気のオファーだったことを明かした。

しかし、この引き抜き工作はバルセロナとメッシ一家の強い絆の前に頓挫した。『バルセロナが彼の身体的な成長を助けるために治療費を負担し、医学的に支援していたことを知った。だから、裏でこそこそと彼を連れ出そうとするのは不快なことだと思ったんだ』とモラッティは語る。面白いことに、このインテルからのアプローチはメッシにとって最高の交渉材料となった。父親のホルヘ・メッシがインテルの関心をバルセロナのフロントに伝えたことで、クラブは慌ててメッシをトップチームに昇格させたのだという。モラッティは『このことでメッシは私に感謝しているはずだ。なぜなら、それが彼が飛躍するきっかけになったのだから』と、世界最高の選手の誕生に一役買ったことを誇らしげに語っている。

(via SPORT)

セビージャのスカウトが熱狂的ベティスファンと発覚し、ベティス下部組織へ移籍交渉中

セビージャFCのスポーツディレクター、ビクトル・オルタの右腕として活躍してきたアルベルト・コルデロが、ライバルであるレアル・ベティスの下部組織の責任者に就任するための交渉を行っていることが発覚した。コルデロはイングランドのミドルズブラ時代からオルタのチームで働き、リーズ・ユナイテッド、そしてセビージャでも行動を共にしてきた優秀な分析官だ。

しかし、彼がセビージャに在籍していた期間、とんでもない事実が暴露されていた。なんとコルデロは生粋のベティスファンであるだけでなく、ベティスのウルトラスグループ「ユナイテッド・ファミリー」の創設メンバーの一人であると告発されていたのだ。本人はこの件について沈黙を貫き、セビージャのホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長が公の場で彼を擁護する事態にまで発展していた。今回、コルデロはオルタと共にレアル・バジャドリードへ移る予定だったが、それを断り、自身の愛するクラブであるベティスの育成部門でミゲル・カルサドの右腕として働くことを選ぼうとしている。セビージャという複雑な街ならではの、ライバルクラブ間を股にかけた因縁の人事異動となっている。

(via Estadio Deportivo)

テア・シュテーゲンがサン・セバスティアンで物件探し、レアル・ソシエダ移籍の噂が急浮上

FCバルセロナの絶対的守護神、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが、休暇でサン・セバスティアンを訪れた際の行動がきっかけで、レアル・ソシエダ移籍の噂が急浮上している。バルサは現在、アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ)の獲得に興味を示しており、その玉突き移籍としてテア・シュテーゲンがバスクへ向かうのではないかという憶測が飛び交っているのだ。

地元のラジオ局のジャーナリストによれば、テア・シュテーゲンはサン・セバスティアン滞在中に、単なる観光客とは異なる非常に具体的な質問を周囲にしていたという。『彼はこの街にあるヴィラ(邸宅)のコンセプトに興味を示し、レアル・ソシエダの選手たちがどのエリアのどんな家に住んでいるのかを親しい人々に尋ねていた。そして何より興味深いのは、市内中心部からスビエタ(レアル・ソシエダの練習場)までの距離について尋ねていたことだ』と報じられている。もちろんこれだけで移籍が確定するわけではないが、バルサの財政事情とレミロ獲得の動きが絡み合い、夏の移籍市場を騒がせる奇妙なピースの一つとして注目を集めている。

(via ElDesmarque, SPORT)

スペインオリンピック委員会が若手のスポーツ離れを防ぐ「FORTALEZA」メソッドを発表

スポーツ界において、才能ある若者がプレッシャーや期待に押し潰されて競技を辞めてしまう「燃え尽き症候群」は深刻な問題となっている。この課題に対処するため、スペインオリンピック委員会(COE)の本部で、12歳から17歳の若手アスリートを対象とした革新的なメソッド『FORTALEZA』が発表された。

このプロジェクトには、COEのアレハンドロ・ブランコ会長やイニャキ・ウルダンガリンらが参加。最大の特徴は、スポーツ心理学の専門家のケアを補完する形で、選手の「家族」や「環境」に焦点を当てている点だ。自己認識、期待のコントロール、習慣づけ、そしてプレッシャーに対するメンタル面の強化を目的としており、国際オリンピック委員会が推奨する「アスリート・アントラージュ(選手を取り巻く環境)」の概念に沿って、両親やコーチの振る舞いがいかに重要であるかを啓蒙していく。最初のプログラムはマンレサ市でスタートし、その後カタルーニャ・テニス連盟でも導入される予定だ。才能を見つけるだけでなく、才能を守り育てるための新たな取り組みとして期待されている。

(via SPORT)

FIFAとFIFPROが歴史的合意、移籍市場やカレンダーに選手の意見が反映へ

2026年ワールドカップの開幕を目前に控え、世界のサッカー界の統治構造を根底から覆す歴史的な合意が発表された。FIFA(国際サッカー連盟)と国際プロサッカー選手会(FIFPRO)が、2031年末まで有効となる前例のない覚書(MoU)に署名したのだ。これにより、FIFPROはFIFAに対する全ての法的訴訟を即座に取り下げることになった。

この合意の最大のポイントは、選手側に移籍市場のルールや過密な国際試合カレンダーの決定に対する「発言権、投票権、そして拒否権」が与えられたことだ。今後、移籍規則の変更には選手会の同意が必須となり、長距離移動後の義務的な休養期間や1シーズンの試合数の上限なども、一方的に決められるのではなく労使交渉で決定される。さらにFIFPROはFIFA理事会にオブザーバーとして参加し、未払い給与を補償するための基金に2000万ドルが拠出されることも決定した。ジャンニ・インファンティーノ会長は『選手は私たちが愛するゲームの形を作っている。彼らの保護と幸福を保証しなければならない』と近代的なガバナンスへの移行を誇り、FIFPRO側も『選手に有意義な発言権を保証することは、サッカー全体に利益をもたらす』とこの大きな勝利を歓迎している。

(via SPORT)