【テルジッチ監督による「左利き粛清」

エディン・テルジッチ監督がこの夏に行った大改革により、アスレティックのスカッド構造に驚くべき偏りが発生しています。

過酷な夏の移籍市場が閉幕した結果、トップチームに残された左利きの選手はわずか「3名」のみという、極端な右足重視(右利きだらけ)の陣容となりました。

現在、チームに在籍する純粋な左利きはアイメリク・ラポルテ、ユーリ・ベルチチェ、そしてニコ・セラーノの3名のみ。

このうちラポルテとユーリはチームの「絶対的スタメン」として確固たる地位を築いていますが、3人目の左利きであるニコ・セラーノについては、テルジッチ監督の構想外となっています。

この偏ったスカッドは、夏の市場における意図的な「左利きの大放出」の結果です。

この数ヶ月だけで、アスレティックは実に8名もの有望な左利き選手を放出しました。

まず、ウナイ・ゴメスがイタリアのウディネーゼへ、ミケル・ベスガがアルメリアへそれぞれ完全移籍で旅立ち、さらに守護神のジュレン・アギレサバラはラシン・サンタンデールへと完全移籍。

さらに移籍最終日に急遽ウエストハムへのローン移籍が決定した若き左SBアダマ・ボイロに留まらず、イボン・サンチェスがカディス、快速アタッカーのエリヤ・ギフトがエイバル、デ・ルイスがギリシャのAEキフィシア、ブジャンがフェロルへと、軒並みチームを去っていきました。

この結果、左サイドバックのバックアップすら実質的に右利きがカバーせざるを得ないなど、ピッチの各エリアで極端な右足依存のプレースタイルが求められるという、戦術的な課題も浮き彫りになっています。

(via Mundo Deportivo)