ヴィニシウス差別言動に求刑
2023年10月にエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンで行われたセビージャFC対レアル・マドリードの試合において、レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに対して凶悪な人種差別暴言を浴びせたセビージャのサポーターに対し、検察側が懲役1年9ヶ月を求刑し、今月22日にセビージャ地方裁判所で裁判が開かれることが決まりました。
当初今年4月に予定されていた公判が延期されていたもので、検察の起訴状によると、スタジアムのゴル・ノルテ側前列に座っていたこの被告は、試合の90分間にわたってヴィニシウスの黒い肌の色を執拗にあざけりました。
被告は『サル』と連呼したほか、腕を上下させて霊長類の動きを真似たり、『ウー、ウー、ウー』という威嚇音を繰り返し浴びせたりして、大勢の観客やテレビ中継の前で選手に深い屈辱感と絶望感を与えたとされています。
セビージャFCは問題の発覚直後にこの人物の会員資格を剥奪して出入り禁止措置をとっていました。検察は人種差別の動機による道徳的危害罪(刑法173条1項)を適用し、1年9ヶ月の懲役刑に加え、2年間のスタジアム入場禁止処分を求めています。この入場禁止が認められた場合、ラ・リーガや国王杯だけでなく、代表戦や地域リーグに至るまで、スペイン国内のあらゆる公式スタジアムへの足踏み制限が課されることになります。(via SPORT)