敵将ベニャト・サン・ホセが語るバスク愛とテルジッチ・アスレティックへの絶賛

対戦相手であるラージョ・バジェカーノのベニャト・サン・ホセ監督は、アスレティックとの対戦を前に胸の内にある特別な感情を明かしています。自身がバスク出身であり、かつてレアル・ソシエダの下部組織(カンテラ)で選手および指導者として育った経歴を持つサン・ホセ監督は、アスレティック戦に対してダービーの記憶と特別な対抗心、そしてバスクのクラブに対する深い愛着を感じているといいます。記者会見においてサン・ホセ監督は『私自身、バスク人として常にバスクのすべてのチームに愛着を持ってきた。バスクのチームが欧州の大会で戦う時も、ずっと最高の幸運を願ってきた。自分自身のルーツとしてダービーの激しい競争意識は当然あるが、それと同時に深い親愛の情も感じている』と語り、ソシエダ育ちとしてのダービーの激しい競争意識を認めつつも、リスペクトと情熱を込めて試合に臨む姿勢を示しました。

さらにサン・ホセ監督は、アスレティック・ビルバオというクラブの異彩を放つ存在感と、新指揮官テルジッチのもとで魅せるサッカーを惜しみなく称賛しました。サン・ホセ監督は『アスレティックは世界でも唯一無二のアイデンティティを持つ素晴らしいクラブだ。新監督のエディン・テルジッチがチームに、そしてチームが彼に驚くべきスピードで適応していることに感銘を受けている。非常にインテンシティが高く、ボールを持った際のビルドアップの構造も極めて完成度が高い。優れた技術を持つ選手たちが揃っており、アタッキングサードにおける圧倒的なスピード、リズムの変化、そして高い創造性を兼ね備えている』と評しました。また、クラブの運営面についても触れ、自身の主な連絡相手はスポーツディレクターのダビド・コベーニョであり、日々のチーム状況について密にコミュニケーションを取っているものの、自身はピッチ上の指揮官でありクラブの経営管理業務からは一線を画しているというプロフェッショナルなスタンスも明らかにしました。ヴァジェカスのファンの歓声とともに、歴史的強豪アスレティックに挑む熱い抱負を語っています。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

テルジッチ新政権下で中盤の定序列が劇的に変化し、激しいポジション争いが加速するアスレティック。サンセとニコ・ウィリアムズという二大主力を欠く中で迎えるラージョ戦は、熱狂のヴァジェカス帰還と相まって厳しい戦いが予想されますが、新監督の戦術的適応力と層の厚さを見せつける絶好の機会となります。