カルロス・コルベラン監督の信念:システム依存を否定し、アグレッシブなチームアイデンティティを追求
開幕2試合で得点がないバレンシア。しかし、カルロス・コルベラン監督はゴール欠乏の焦りを一切見せていない。
監督は『ゴールを奪うために重要なのは、ピッチにおける生産性と、それを仕留める効率性の2つのバランスだ。開幕戦からベティス戦にかけて、チームが攻撃のボリュームを明らかに増やしている。ゴールが生まれなかったからといって、このチームに決定力が欠けていると一般化することはできない。攻撃の責任はチーム全体にある。すべての攻撃はゴールキーパーの判断から始まっており、攻撃の起点となる最初の決定を下すのも彼だ。我々全員がゴールへの責任を共有しなければならない』と熱く語った。
さらに、コルベラン監督は自身が目指す「戦術システム」のあり方について語っている。
『私の中に理想とするシステムはない。最も重要なのはチームとしてのアイデンティティだ。チームが主体的であり、アグレッシブで、ソリッドであり、何よりも勇敢であること。システムに関係なく、こうした根本的な原則や価値観を選手たちがピッチ上で表現できたときこそ、私は最も満足できる。4バックであれ5バックであれ関係ない。もし5バックを採用する場合でも、ただ引きこもるだけの純粋な5バックは作らない。中盤の選手が自在に動くことで、攻撃的な局面を作れるように取り組んでいる』
他クラブが多くの若いカンテラーノ(生え抜き選手)を果敢に起用して結果を残している現状についても、自己批判の必要性を認めている。監督は必要であれば若い選手たちをピッチへ送り出すことに何の躊躇もないと断言し、若手に対しても『毎日のトレーニングから、試合の最後の1秒にいたるまで、すべての瞬間を無駄にすることなくアピールしてほしい』と奮起を求めた。 (via Superdeporte)
ギド・ロドリゲスが右太もも負傷:コルベラン監督がラ・リーガの過密スケジュールを痛烈批判
ミッドフィールドの大黒柱であるアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲスが、右太ももの大腿四頭筋の筋肉を損傷し、数週間の負傷離脱となることが確定した。ギドは前節のベティス戦で筋肉に違和感を覚えながらもチームのために限界までピッチに立ち続け、88分に交代していた。
この痛恨のアクシデントに対し、カルロス・コルベラン監督はラ・リーガの酷酷な日程調整に対して怒りを爆発させ、厳しい口調で痛烈に告発した。
『8月の猛暑の中、開幕したばかりのシーズン第1週に、中2日のスケジュールで2試合もこなさなければならないというのは、およそ理解しがたい不条理だ。ギドとパブロ・マフェオが今回揃って筋肉のトラブルで離脱を強いられたのは、この過酷すぎる競技日程の要求が選手たちを限界に追い込んだ直接的な結果にほかならない。勝利を追求するため、限界ギリギリの状態の選手たちを使い続けざるを得なかったとはいえ、このような離脱者が出るのは非常に不当だ』 (via Superdeporte)