失われるギドの圧倒的スタッツ:リーグ屈指の奪取数を誇るアンカーの不在をどう埋めるか
ギド・ロドリゲスの離脱は、バレンシアにとって計り知れない打撃だ。今年1月にウエストハムから加入して以来、彼はコルベラン監督の戦術における絶対的な中盤の防波堤であり、チームのキャプテンとして揺るぎないリーダーシップを発揮してきた。今夏には2028年までの長期契約を結んだばかりで、その重要性はデータにも現れている。今シーズンの開幕わずか2試合で、ギドはリーグ全体で2位となる「20回」のボール回収(内訳:14回の強奪、6回のインターセプト)を記録。これを超えるのはベティスのパブロ・フォルナルス(24回)だけだ。ギドはピッチ全体のスペースを埋め、敵のカウンターを未然に防ぎながら、攻撃陣をより高い位置でプレーさせる役割を一手で担ってきた。
コルベラン監督はギドの穴をどう埋めるかについて次のように説明した。
『もし一人の選手に依存してチームが機能しなくなるようなシステムを組んでいるのなら、そのプラン自体がそもそも間違っている。ギドの不在によってビルドアップに問題が生じることは決してない。ペペルを3バックの底から中盤に引き上げるか、フィジカルに優れたアリウ・ディエンを起用するか、あるいはその2人をダブルボランチとして配置するか、様々な選択肢を試している。誰がプレーしようとも、明日ピッチに立って戦うのはバレンシアであり、チーム全体で勝利を目指すだけだ』 (via ElDesmarque)
会長キアト・リムの傀儡ロール:スタジアムを避け、実権のないSNS担当と化す内実
最大株主であるピーター・リムの息子、キアト・リムのバレンシア会長としての実像が明るみに出て、周囲に大きな冷や水を浴びせている。
そもそも、クラブ運営の重圧とメスタージャのサポーターからの凄まじい批判に耐えかねた前会長ライフーンが、穏便に退くための「形骸化した傀儡の演出」こそがキアトの会長就任の真の狙いだった。ライフーン自身、キアトが就任する数ヶ月前に『彼はサッカーの現場ではなく、ビジネスの別の分野を担当している』と明言し、あらかじめ彼の役割を形骸化させていた。
実際、キアトは会長就任以降、メスタージャでバレンシアの公式戦を一度も観戦していない。その理由はスケジュールの都合などではなく、彼がスタジアムでの大ブーイングに晒されることを恐れて意図的に避けているからだ。実際にバレンシアを訪問した際も、週末に試合を控えた週であったにもかかわらず、練習場に一瞬だけ現れてスタジアムでの試合を見ることなく急いで帰国の途についた。ピーター・リムが関係者とともに行う「最重要の食事会」にもキアトの姿はなく、常に実権を握り交渉のテーブルにつくのはピーター・リム本人。キアト・リムはInstagramの投稿で会長のポーズを取るだけの、実質的な権力を持たない二流の役者に甘んじている。 (via Superdeporte)