不問に付されるVAR担当者と「そして今どうなるのか」という問い

今回の不条理な騒動において極めて疑問が残る点は、VAR室から誤った介入指示を出したアルバロ・モレノ・アラゴンやダビド・ガルベス・ラスコン、罰せられるべき一連の判断に関わった審判陣に対して、公的な処罰や制裁、懲戒処分などが一切発表されていないことです。

ピッチに立つ選手や監督がミスを犯せば失点や敗北、批判という形で直接的な責任を負わされる一方で、判定の過ちを正すために導入されたはずのVARテクノロジーとそれを運用する審判員が決定的なミスを犯しながら、何のお咎めもなく何事もなかったかのように次の日常へ戻っていく構造が存在します。

エルチェがクラブ公式SNSを通じて発した『そして今どうなるのか?』という問いかけは、単なる敗者の愚痴などではなく、こうした不透明な制度運用と責任の不在に対する非常に正当かつ悲痛な怒りの表明です。競技の当事者が自らの利益のために主張を行うのは自然なことですが、公正を司るべき審判組織や運営機関が疑問の余地を残す対応を続ける限り、リーグ全体の信頼性が回復することはありません。(via SPORT)

【本日の総括】

ビジャレアル戦のPK取消問題を巡り、中継映像のカメラアングル選択の不透明さや、巨大メディアを持たないクラブが被る構造的損失、そして過ちを犯した審判陣への処分不在という深刻な論点が浮き彫りとなっています。