60分のPK撤回劇と中継カメラアングル隠蔽疑惑
ビジャレアル戦の後半60分、スコア0-0の緊迫した展開の中で行われたエルチェのコーナーキック時に、非常に物議を醸すプレーが発生しました。相手MFアルベルト・モレイロがエルチェのDFロイ・レヴィヴォのユニフォームを明確に手で引っ張り、その直後に手を離しました。レヴィヴォは体勢を崩してシュートを外し、ピッチ上でこのプレーを目の前で見ていたビクトル・ガルシア・ベルドゥラ主審は躊躇なくペナルティキックを指示しました。
しかし、VAR室にいたアルバロ・モレノ・アラゴンとダビド・ガルベス・ラスコンから待ったがかかり、モニターでの見直しを促された主審は判定を撤回し、試合はそのまま0-0の引き分けで終了しました。審判技術委員会が後日「VARの介入は誤りであり、当初のPK判定とイエローカードの提示が正当だった」と認めたことは既に公知の事実ですが、この問題において最も深刻なのは中継映像の提供方法を巡る疑惑です。
現場のモニターで判定を再確認したガルシア・ベルドゥラ主審に対して、アルベルト・モレイロがレヴィヴォを引っ張っていた最も明白で決定的なカメラアングルが提示されていなかった可能性が浮かび上がっています。判断に必要な全ての情報や最適な映像を与えられないままレビューを迫られた主審は、言わば梯子を外された状態になり、正当なPK判定を守る機会を奪われました。都合の良いカメラアングルのみを露出させるような中継映像の選択は情報操作に等しく、公正であるべき判定システムを根本から揺るがしています。(via SPORT)
