ブダペストCL決勝を舞台にした会長選の場外戦

🇭🇺ブダペストのプスカシュ・アレーナで行われたパリ・サンジェルマン対アーセナルのチャンピオンズリーグ決勝戦は、レアル・マドリードの会長選の場外戦の舞台ともなった。現会長であり再選を目指すフロレンティーノ・ペレスは、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長からの招待を受け、アナス・ラグラーリを伴ってVIPエリアに姿を現した。長らく関係が冷え込んでいたUEFAとの関係改善を印象付ける出席となり、VIPエリアではFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長や、クロード・マケレレ、パオロ・マルディーニといったサッカー界のレジェンドたちと談笑する姿が見られた。スタジアムのアクセスエリアでは多くのファンからサインや写真撮影を求められ、数分間にわたって丁寧に応じるなど、その存在感の大きさを見せつけた。マドリードが出場していない決勝について尋ねられると、ペレスは『マドリードのいない決勝はそれほど珍しいことではない。我々はまだ15回しかチャンピオンズリーグを優勝していないのだから』とユーモアを交えて答えた。

一方、対立候補のエンリケ・リケルメは、スタジアムの周辺で大胆なゲリラマーケティングを展開した。自らの顔写真と「Riquelme Presidente(リケルメ会長)」というスローガンが全面にプリントされた4台の大型バスをスタジアム周辺に走らせたのだ。バスには英語で『今夜を楽しんで。我々は戻ってくる』および『ライバルは来ては去るが、レアル・マドリードは戻ってくる』という挑発的かつ野心的なメッセージが書かれており、ヨーロッパ中のクラブに対する宣戦布告ともとれる内容だった。リケルメ自身は『ブダペストのバスは、健全でユーモアのセンスを持ったウインクのようなものだ。チャンピオンズリーグは私たちの家なのだから』と語っている。ペレスがVIP席で静かに試合を観戦する一方で、リケルメはメディアの注目を奪う大胆な行動でアピールを行った。(via MARCA)