投票所長に有罪判決を受けた極右リーダーが就任し物議
歴史的な選挙の裏で、暗い影を落とすスキャンダルも発覚した。投票所の1つで責任者である投票所長を務めていた人物が、極右集団のリーダーであり、暴行と傷害の罪で有罪判決を受けているカルロス・クララだったのだ。クララはペーニャ「ラ・クラシカ」の会長であり、フロレンティーノ・ペレスがウルトラス・スルを排除した後に創設した公式応援団「Grada Fans」のリーダーの1人でもある。
彼は2021年、サンティアゴ・ベルナベウのすぐ近くでセルタ戦の前に他のマドリードファンを取り囲んで暴行を加え、被害者に歯と顎の骨折、聴力喪失という重傷を負わせた。裁判では自身の罪を認め、賠償金を支払うことで実刑を免れている。さらに、2024年にもスタジアム周辺で別の暴行事件を起こし、現在2つの裁判を抱えている身である。また、フランコ総統の遺骸を掘り起こすなと主張する極右キャンペーンのリーダーとしても知られている。
それにもかかわらず、クラブは彼をいかなる役職からも外しておらず、反暴力委員会も介入を控えている。クララはフロレンティーノの側近であるマヌエル・マタモロス弁護士とともにコパ・デル・レイの遠征を仕切るなど、クラブとの密接な関係を維持しており、この人物が民主的な選挙の進行を取り仕切っていたことに対して多くの非難の声が上がっている。
(via Esport3)
レジェンドの視点:モリエンテスが語る選挙とハーランド適応論
レアル・マドリードのレジェンドたちも、この選挙の動向を注視している。リケルメ陣営でラウル・ゴンサレスやフェルナンド・イエロが重要な役割を担っているのとは対照的に、フェルナンド・モリエンテスは自身がどちらの陣営にも属していないことを強調した。『マドリードの元選手の中には一方の陣営にいる者もいれば、もう一方にいる者もいる。私は安全な場所からとても快適に見守っているよ』と語り、現在の仕事に満足しているためクラブの役職に就くつもりはないと明言した。
選挙そのものについては『政治と同じように民主的なものであり、非常に健康的で良い議論だ。どちらの候補者もマドリードのベストを望んでいることに疑いはない』と評価しつつ、自身がソシオではないこと(なろうとしたが非常に困難だったこと)を明かし、『私が投票するなら土曜の夜まで待つ。状況は1時間ごとに目まぐるしく変わるから、ソシオは自分の譲れない一線を明確にして慎重に決めるべきだ』とアドバイスを送った。
また、リケルメが公約に掲げるハーランドの獲得と、ヴィニシウスやエムバペとの共存については『偉大な選手同士は常にうまく連携できるものだ。役割を明確にするだけでいい。それが昔からのレアル・マドリードだ』と肯定しつつも、『ただ一つ言えるのは、アーリング・ハーランドがマドリードに来るなら、彼がチームの全てに適応しなければならない。レアル・マドリードが彼に適応するのではない。これは非常に重要なルールだ』と、クラブの伝統的な哲学を説いた。
(via SPORT)