プレサ体制排除の思惑とバジェカスでの試合開催への影響
法律顧問委員会による審議の結果、仮にスタジアムの譲渡契約が正式に失効・解除される決定が下された場合でも、ラージョ・バジェカーノが即座にスタジアムを追い出されるわけではありません。新たな譲渡事業者が正式に決定するまでの「移行期間」が設けられるため、クラブはその間も引き続きエスタディオ・デ・バジェカスをホームスタジアムとして使用して試合を開催することが認められています。
しかし、今回の州政府の動向の背景には明確な政治的・運営上の意図が存在します。マドリード州政府の真の目的は、スタジアムの使用権をクラブから完全に奪うことではなく、現会長でありオーナーでもあるラウル・マルティン・プレサ氏をスタジアム運営から完全に排除することにあります。州政府は新しい譲渡先としてプレサ会長以外の運営主体を立てることを強く望んでおり、クラブの長年の懸案事項であったスタジアム管理体制の大幅な刷新を迫る構えです。10月3日に予定されているカリアリとのトロフェオ・デ・バジェカスや今後のラ・リーガ公式戦は予定通り開催される見通しですが、クラブ経営陣と行政との激しい対立は、クラブの将来的なスタジアム運用に大きな影響を与え続けています。 (via MARCA)
【本日の総括】
本拠地復帰の朗報から一転、エスタディオ・デ・バジェカスを巡る行政との対立は新たな局面に突入しました。マドリード州政府が提示した8項目の改善要求と譲渡失効手続きの開始は、プレサ会長体制に対する事実上の通告とも言えます。試合開催自体は維持される見通しですが、クラブの根幹を揺るがすスタジアム管理問題の行方に今後も要注目です。