【守護神とエースの躍動

この試合で絶大な存在感を示したのが、守護神ティボー・クルトゥワと主砲キリアン・エムバペの二人でした。

クルトゥワはインテルの放った猛烈なシュート21本(枠内7本)のうち実に6本をビッグセーブで防ぎ切り、勝利の立役者となりました。16分にアカン・チャルハノールが放った強烈なフリーキックを両拳で弾き返した場面について、試合後に意外な舞台裏を明かしています。

『クラシコでマーカス・ラッシュフォードに自分の守る側に蹴り込まれ、ワールドカップでもラミネ・ヤマルに同じように狙われた苦い記憶がある。だから今日は絶対に自分のサイドから一歩も動かないと決めていた。もし壁を越えられて決められたら相手を称えるしかないと思っていた』と過去の失敗を糧にした駆け引きを語りました。なお、クルトゥワはこの試合で欧州CL通算100試合出場を達成し、イケル・カシージャスやマヌエル・ノイアーらに並ぶ史上8人目のゴールキーパーとなりました。

一方のエムバペは、試合前のセレモニーで昨季欧州CL最多得点王(15ゴール)としてクラブのレジェンドであるルイ・フィーゴからトロフィーを授与されて臨みました。

14分に先制ゴールを決め、自身の欧州CL通算得点数を「71」に伸ばしました。これはわずか99試合での達成であり、レアル・マドリードの伝説的FWラウル・ゴンサレスの記録に並ぶ大会歴代5位タイの快挙となります。

試合後、エムバペは『このクラブでチャンピオンズリーグを掲げることが何よりも最大の願いだ。PSG時代の過去やタイトルに関する批判を言われ続けるのは悔しいが、今年こそマドリードで頂点に立ちたい。バロンドールも手応えはあるが、チームでのタイトルが最優先だ。モウリーニョ監督は選手を生き生きとさせ、情熱を与えてくれる。絶対に彼を失望させたくない』と熱く意気込みを語りました。 (via MARCA / SPORT / Mundo Deportivo)