【指揮官の本音

試合後の記者会見およびフラッシュインタビューに応じたジョゼ・モウリーニョ監督は、開口一番に独特の表現で激闘を振り返りました。

『つまらない試合だと批判されるくらいなら、今日のような狂った試合の方がずっといい。7-6や6-6で終わっていてもおかしくない試合だった。中盤に負傷者や出場停止者が相次ぎ弱体化していた中で、選手たちは素晴らしいハードワークを見せてくれた。相手が早い時間帯からフレッシュな選手を次々と投入してきたのに対し、こちらのベンチには中盤のカードがほとんど残っていなかった』と過酷な台所事情を明かしました。

相手のミスから生まれた2ゴールについても、『プレッシャーをかける位置やタイミングは日々練習で仕込んでいるものだ。バルベルデのゴールはたまたまではなくチームの作業の成果だ。批判ばかりするのではなく、我々が上手くやった部分も認めてほしい』と強調しました。

さらに、テレビ解説者デビューを果たし「後半の戦い方に課題が残る」と分析した元教え子のラウル・ゴンサレスに対し、カメラをまっすぐ見つめながら『批判ばかりじゃなく、少しは我々がやった良いプレーも褒めてくれよ』と笑顔を交えて反論する一幕もありました。

ベルナベウの観客から上がった厳しい声については、『ファンの意見にコメントすることはない。だが私には選手たちへの愛とリスペクトがある』と語り、特に不調が囁かれるヴィニシウス・ジュニオールについては強い言葉で庇いました。

『ヴィニシウスはまだ本来のキレ(sharp)がない。一対一で相手を切り裂く本来の彼ではないことは本人も我々も分かっている。だが彼はチームのために誰よりも走っている。全力を尽くして戦う人間は無条件でリスペクトされるべきだ。彼が再び試合を決める瞬間は必ずやってくる』と全面的な信頼を口にしました。

また、急遽ダブルピボットの一角で起用したトレント・アレクサンダー=アーノルドについて『不慣れな位置で全力を尽くしてくれた』と感謝を述べ、怪我から復帰即投入となったアウレリアン・チュアメニについては『チーム練習を一度もこなしていない状態での緊急起用だった。昨日メディアに見せた練習風景は相手を惑わすためのダミーだよ』と不敵な笑みを浮かべました。 (via MARCA / Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)