1対1ルール適用と市場の大刷新

クラブは2025-26会計年度において、歴史上初めて10億ユーロを大幅に超える営業収入を記録し、長年の足かせだった財務規制を脱却して「1:1ルール」への移行に成功しました。これにより、ラ・リーガの登録制限を完全にクリアし、獲得した5名の新戦力を全額登録する準備を整えました。

この回復の裏で、デコ技術部長とフリック監督は容赦ない選手の大量放出を推進しています。エースだったロベルト・レヴァンドフスキをアメリカのシカゴ・ファイアへ放出し、ウインガーのフェラン・トーレスをパリ・サンジェルマンへ完全売却、アンス・ファティはモナコへ完全移籍、守護神マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンをアヤックスへレンタル、若手門番ヤコビシュヴィリをアルメリアへレンタル、カンテラのジョフレ・トレンツをアヤックスへ完全売却しました。さらに、第2キーパーのイニャキ・ペーニャをギリシャのパナシナイコスへ300万ユーロで売却。現在、カンテラのマルク・カサドやヘクター・フォートの放出交渉も最終段階に入っています。(via SPORT)

新ストライカー獲得戦略

レヴァンドフスキとフェラン・トーレスが退団した攻撃陣の「9番」補強において、アトレティコ・マドリードのジュリアン・アルバレス獲得交渉は決裂に終わりました。バルサは2月から交渉を重ね、最大1億ユーロ(固定9000万、変動1000万ユーロ)の大型オファーを用意し、アルバレス自身も移籍を希望していましたが、アトレティコのギル・マリーン最高責任者が『2億ユーロでも絶対に売らない』と拒絶。これに伴い、アトレティコのセレーゾ会長も『最初から彼は非売品だと言ったはず。彼は優れた人間で、すぐにサポーターの信頼を勝ち取る』と完全に扉を閉めました。これを受けてバルサは獲得期限を今週末とし、それを過ぎた場合はアルバレス獲得計画を終了させて他の3人のターゲットに切り替えます。

現在の優先ターゲットはインテル・ミランのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(28歳)です。契約は2029年まであり、リリース条項はありませんが、市場価値は8500万ユーロ。インテルは適切なオファーがあれば交渉に応じるクラブであり、ロドリ同様に本人が移籍を直訴すれば1億ユーロ未満で獲得できると楽観視しています。

その他、Sporting CPからの脱出を狙うビクトル・ギェケレス、および4000万〜5000万ユーロでの獲得が可能なクラブ・ブルッヘのニコロ・トレソルディ(21歳)がリストアップされています。さらに、ビジャレアルの32歳FWアヨセ・ペレス(2028年契約、違約金3000万ユーロ)もフリック監督の好む候補であり、本人はバルサ移籍を熱望しています。獲得が失敗した場合は、市場予算を温存して1月のマーケットでの獲得に回す予定です。(via SPORT)

フレンキー・デ・ヨングの暗雲

フレンキー・デ・ヨングは、今夏も激しい波風にさらされています。2029年までの契約を結んでいるものの、度重なる膝の負傷への対処をめぐり、クラブから勧められた手術を拒否して保存療法を選択したことで、フロントとの間に深い溝が生まれています。さらに、フリック監督はキャプテン陣から彼を除外。ガンペール杯の選手紹介セレモニーでは、ファンから拍手だけでなく一部ブーイングが飛び交う冷ややかな歓迎を受けました。

彼はピッチに立つことなく、カンセロ同様に私服でベンチの最も端に座り、厳しい表情を崩しませんでした。オランダのTelegraaf紙の記者バレンティン・ドリエセン氏は『ロドリの加入によりデ・ヨングのポジションは完全に失われた。彼が生き残るにはより攻撃的なプレースタイルに変貌する必要があるが、それは彼には不可能だ。今シーズンがバルサでの最後の年になるだろう』と指摘。イタリアのユベントスが関心を示しており、高額な給与をユベントス側が肩代わりする形での買い取りオプション付きレンタル移籍が模索されています。(via SPORT)