カンテラ選手の大量売却
フロレンティーノ・ペレス会長は今夏、バルデベバスをATMに変え、トップチームの大型補強資金を調達しています。今夏のカンテラ出身選手の売却総額は2億2600万ユーロに達する見込みです。
最も注目されるのは、フラムへの選手大量供給です。かつてマドリーの下部組織で監督を務めたアルバロ・アルベロアがフラムの新監督に就任したことで、教え子たちを次々とロンドンへ呼び寄せています。ストライカーのゴンサロ・ガルシアは、保有権の70%を4000万ユーロ(+変動ボーナス200万ユーロ)で売却。同じくMFセサル・パラシオスも保有権の70%を1000万ユーロでフラムへ移籍させました。さらにアルベロアは、膝の負傷から回復中のMFティアゴ・ピタルチの獲得も狙っています。
その他にも、イタリアのコモへMFニコ・パスを6000万ユーロで売却(マドリーは8000万ユーロでの買い戻しオプションを保持)。リバプールがオサスナから4000万ユーロで獲得したビクトル・ムニョスの取引では、マドリーに2000万ユーロが転がり込みます。マリオ・ヒラはミランへ1500万ユーロで移籍し、ボーンマスはアルバロ・ロドリゲスをエルチェ経由で獲得(3000万ユーロのうち1500万ユーロがマドリーへ)した上で、アレックス・ヒメネスにも1250万ユーロを支払いました。さらにハコボ・オルテガがストラスブールへ800万ユーロ、ビクトル・バルデペーニャスがフィオレンティーナへ800万ユーロ、フラン・ガルシアがベティスへ400万ユーロ、マリオ・マルティンがヘタフェへ350万ユーロでそれぞれ売却されました。
このカンテラのビジネスモデルは、優秀な若手を育成して資金を稼ぎ、ディマンデやロドリのような即戦力のスターを獲得するというクラブの明確な哲学を反映しています。しかし、将来有望な選手たちが次々とチームを去ることで、カスティージャは事実上の解体状態となっています。💶 (via SPORT)