ウナイ・シモン、批判的なメディア記者に「君たちを説得する気はない」とピシャリ

スペイン代表の正GKウナイ・シモンが、自身の起用を執拗に批判し続けてきたメディア「El Chiringuito」の記者フアンフェ・サンスに対し、インタビューの場で堂々と反論する一幕があった。

同番組はワールドカップ開幕前からシモンの招集やスタメン起用について疑問を呈し、議論を煽ってきた。チャタヌーガの合宿所で行われたインタビューで、記者から『私たちに対して冷たい、あるいはよそよそしい態度をとっているように感じる』と指摘されると、シモンは冷静かつ毅然とした態度でこう切り返した。『君たちは意見を言うし、僕とは違うサッカーの捉え方をしている。意見が合わないテーマについて、僕は君たちを説得しようとは思わないし、君たちも僕を説得する必要はないんだ』。

さらに、番組をどう見ているかと直接聞かれると、皮肉を交えて『よく笑わせてもらっているよ。僕のことやアスレティックのことを話していない時は、とても笑えるね』と笑顔で返答。普段は物静かで論争を避けるタイプのシモンだが、今回はメディアの批判に真っ向から線を引き、自分はピッチ外の無意味な議論には付き合わないという強い意志を示した。(via SPORT)

イスマエル・コネの凄惨な骨折と緑の鎮痛剤、そして相手選手の悔恨

ワールドカップのカナダ対カタール戦で、カナダ代表のイスマエル・コネが右脚の脛骨を真っ二つに骨折するという大会で最も凄惨な怪我を負った。後半50分過ぎ、カタールのアシム・マディボのタックルを受けたコネの脚は不自然な方向に曲がり、スタジアムは水を打ったように静まり返った。

タックルをしたマディボ自身も、事の重大さに気づくと頭を抱えてショックを受け、悪意はなかったもののレッドカードで退場となった。カナダのジェシー・マーシュ監督は試合後、『ベンチからでも骨が折れる「バキッ」という音が聞こえた』と生々しい証言をした。

ピッチ上で治療を受けるコネに対し、医療スタッフは緑色の物体を手渡し、コネはそれを口にくわえて吸い込みながら担架で運ばれていった。これは「Penthrox」と呼ばれる即効性の吸入型鎮痛剤で、重度の外傷を負った際に痛みを急激に和らげるために使用されるものだ。この鎮痛剤のおかげで、コネはピッチを去る際に片手を上げて観客やチームメイトに親指を立て、自ら安心させるジェスチャーを見せることができた。その後、彼の代わりにピッチに入ったネイサン・サリバがフリーキックでゴールを決め、コネの背番号8のユニフォームを掲げてキスをし、病院へ向かったチームメイトへ感動的なメッセージを送った。カタールのロペテギ監督も『あれはサッカーの事故であり、マディボに怪我をさせる意図はなかったと確信している。コネの回復を心から祈っている』と気遣った。(via MARCA / Estadio Deportivo / ElDesmarque / Mundo Deportivo)

ドイツのファン、AIでヒトラー顔に加工・拡散され法的措置へ

ワールドカップのドイツ対キュラソー戦(7-1でドイツが勝利)の中継映像を巡り、悪質なフェイク画像が拡散され、被害に遭ったドイツ人ファンが法的措置に乗り出す事態となった。

試合の後半アディショナルタイム、中継カメラがドイツの応援席を映し出した。その際、ヤン・ヴァイツェルさんという男性ファンが満面の笑みで応援している姿が映った。しかしその後、SNS上で彼をAI技術によってアドルフ・ヒトラーの顔に加工した偽画像が猛烈な勢いで拡散されたのだ。

ドイツの公共放送に出演したヴァイツェルさんは、『本当に信じられない。私の顔はAIで歪められていたが、隣にいた息子の顔ははっきりと認識できる状態のままだった』と怒りとショックを隠しきれなかった。FIFAの国際映像を基にした画像であったため、右側には正規の放送映像、左側にはAIで改ざんされた映像という比較画像が出回り、フェイクであることが証明されたものの、拡散のスピードは速く、ヴァイツェルさんは自身の名誉と家族を守るため、警察や弁護士を通じて法的な対応を進めている。(via MARCA)