マラドーナのAI合成ギャンブル広告がアルゼンチンで大炎上、遺族間で意見対立も
ワールドカップの試合中継の合間にアルゼンチンで放送されている、スポーツベッティング(賭け屋)のテレビCMが大きな波紋を呼んでいる。そのCMには、2020年に亡くなったディエゴ・マラドーナがAI技術によって再現され、1986年のメキシコW杯当時の姿と声で登場するのだ。
CMの中でAIマラドーナは、『おいお前ら、今こそ俺たちがどれだけデカいものを持っているか証明する時だ。もし世界が俺たちの足を切り落とそうとするなら、ここでタマ(玉)を使ってプレーしてやろうぜ』という、かなり下品な言葉遣いでギャンブルを煽るセリフを喋っている。
この広告が放送されると、アルゼンチンのSNSは怒りのコメントで溢れかえった。ギャンブルの宣伝に国民的英雄を利用したこと、そしてその下品な内容に対する批判が殺到したのだ。しかし、さらに衝撃的だったのは、この広告の肖像権使用を許可したのがマラドーナの家族自身であったことだ。ダルマとジャンニーナの弁護士であるフェルナンド・ブルランドは『家族によって承認されたものだ』と認めたが、他の3人の子供たち(ヤナ、ディエゴ・ジュニア、ディエゴ・フェルナンド)はこれに同意していなかったという。マラドーナの最後のパートナーであったロシオ・オリバもテレビ番組で、『ディエゴの画像を使うなら、子供たちが真似できるような、何か美しくて素晴らしいもののためであるべきだ』と強い不快感を表明している。(via Mundo Deportivo)
コートジボワール代表ディオマンデ、亡き妹へ捧げる感動の手紙
ワールドカップで注目を集めるRBライプツィヒ所属のコートジボワール代表FWヤン・ディオマンデが、「The Players Tribune」で亡き妹ロクサーヌへ宛てた感動的な手紙を公開した。
15歳で亡くなった妹に対し、『親愛なるロクサーヌへ。25人が同じ家で寝ていたのを覚えているかい? 暗闇の中でサッカーを見て、夢を見ていたよね』と貧しかったアビジャンでの子供時代を振り返った。初めて手に入れたプラスチックの偽物のスパイクを『寝る時も脱がなかった』と懐かしみ、今でも実家に帰るとそのスパイクを履くという。
妹は誰よりもディオマンデの才能を信じており、彼が練習をサボっていると友人たちに『なんで練習をやめるの? ヤンはあんたたちに車を買ってあげるわけじゃない。働き続けなきゃダメだ』と叱りつけ、『ヤンは次のクリスティアーノになる。エムバペよりも凄くなる』と予言していたという。しかし、15歳でアメリカに渡ったもののビザが切れ、MLSのチームからも拒絶されてアフリカに強制送還された時は、『2人で一緒に泣いた』と回顧している。
スペインのレガネスでチャンスを掴んだ直後に妹が亡くなったといい、『あの時が僕が感情を持っていた最後の時だ。今はもう何も感じない』と深い悲しみを綴った。プロになってからの彼は、『お金が人や家族をどう変えるか好きじゃない。レガネスにいた頃、稼いだお金はすべて家に送っていた。でもある時点で、お金なんてどうでもよくなった。ただの重荷だったんだ。練習場のテレビもない部屋に住んで、サッカーと睡眠の繰り返しだった』と物質的な豊かさを拒絶していることを明かした。そして最後に『君のことは絶対に忘れさせない』と、妹のためにワールドカップで輝き続けることを誓った。(via Esport3)
レアル・マドリードのバスケ部門、無冠にペレス会長が激怒し大ナタを振るう
レアル・マドリードのバスケットボール部門で、フロレンティーノ・ペレス会長による大規模な人事刷新が強行された。チームが今シーズン無冠に終わり、国内リーグでも準々決勝でテネリフェに敗退したことにペレス会長が激怒。わずか1年前に導入した新体制を完全に解体する決断を下した。
1年前に顧問という名目で実質的に降格させられていたフアン・カルロス・サンチェスが再び部門のトップに返り咲き、代わりにディレクターを務めていた元選手のセルヒオ・ロドリゲスがその座を追われることになった。クラブはロドリゲスをスポーツディレクターに配置転換する計画だったが、本人はこれを拒否。金曜日に辞表を提出する見込みだと報じられている。さらに、彼のアシスタントであるフェリペ・レジェスや、スカウト部門の責任者であるマルティナス・ポシウスといった元選手たちも同調してクラブを去る可能性が高い。
一方、セルジオ・スカリオロ・ヘッドコーチについては、残り2年の高額な契約が残っているため解任が見送られ、続投することが決まった。しかし、サンチェス新トップはスカリオロを好ましく思っておらず、来シーズンは『いかなるミスも許されない』という極めて厳しい状況下で指揮を執ることになる。(via Mundo Deportivo)