ペドロ・ポロ(トッテナム)名門2クラブが注視も巨額解除金が壁

イングランドのトッテナムに所属する26歳のスペイン代表右サイドバック、ペドロ・ポロに対し、FCバルセロナとレアル・マドリードが獲得に関心を寄せる中、移籍成立には巨額の資金が必要となる観測が高まっている。両クラブともに右サイドバックの層を厚くしたい思惑があるものの、トッテナム側が強固な放出拒否の姿勢を崩していないためだ。

その背景には、トッテナムがポロとの間に2031年までの長期的かつ強固な契約を結んでいるという優位な立ち位置が存在する。イギリスの報道機関TalkSportが伝えるところによれば、トッテナム幹部は他クラブからのアプローチを未然に防ぐため、移籍金として約9000万ユーロという極めて高額な評価額を設定したという。この数字は、右サイドバックの強化を目指すスペインの二大クラブにとって極めて高い障壁となっている。

特にFCバルセロナは、以前からポロの獲得に向けた動きを水面下で模索してきた経緯がある。昨夏の移籍市場において、フランス代表DFジュール・クンデに退団の噂が持ち上がった際、ハンジ・フリック監督が後釜の第一候補としてポロの獲得をクラブ経営陣に強く要望していた。当時に最初の打診が試みられたものの、トッテナム側が提示した要求額があまりにも高額であったため、具体的な交渉へと進展することは叶わなかった。

一方のレアル・マドリードも、右サイドバックの位置における将来的な世代交代を見据えてポロの動向を慎重に追っている。しかしながら、9000万ユーロという破格の金額は容易に準備できるものではなく、交渉を開始する前段階で足踏みを強いられている。ロンドンのクラブが提示した強気の条件に対し、スペインの強豪二クラブがどのような打開策を見出すかが今後の焦点となる。

つまり、トッテナム側はポロをチームに不可欠な軸と位置づけ、事実上の流出阻止を目的として9000万ユーロという厳しい価格を設定したということだ。この動きが示すのは、いくら資金力と格を備えたラ・リーガの最高峰クラブであっても、長期契約を残すプレミアリーグの主力選手を引き抜くには莫大な財務的負担を覚悟しなければならないという過酷な現実である。

(via AS / ElDesmarque)