ダンジュマの去就を巡るオランダ強豪からの熱視線とコベルアン監督の決断

昨季思うような輝きを放てず、カルロス・コベルアン監督の構想から外れてサブのユニットBに甘んじていた29歳のオランダ代表FWアルナウト・ダンジュマだが、今夏のプレシーズンではダービー・カウンティ戦での2ゴール、ストーク・シティ戦での1ゴールと合計3得点を挙げて好調ぶりをアピールしている。しかし、公式戦での得点は昨年9月末のレアル・オビエド戦(1-2で敗戦)を最後に遠ざかっている。

現在、母国オランダのPSVアイントホーフェンとアヤックスが彼の獲得に強い関心を示しており、特にPSVはバレンシアに対して契約条件の問い合わせを行うなど具体的なアクションを起こしている。また、NECナイメヘンも候補の一つに挙がっている。ダンジュマ自身も、エールディヴィジの王者でありチャンピオンズリーグ出場権を持つPSVへの移籍を望んでおり、オランダでの活躍を通じてオランジュ(オランダ代表)への復帰を狙いたいと考えている。

バレンシアは、ダンジュマの移籍金の一部が古巣ビジャレアルに渡る契約になっているため、巨額のオファーが届かない限り安易に放出するつもりはない。さらに、負傷者の多さや、獲得を狙っているリーズ・ユナイテッドのラルジ・ラマザニの交渉が難航していることから、代わりの確実なアタッカーを確保できない限り、コベルアン監督はダンジュマの放出を承認しない構えである。選手側はレギュラーとしての出場機会の保証を求めているが、コベルアン監督とクラブは『レギュラーの座は日々のハードワークで勝ち取るものであり、約束することはできない。残留して実力を証明してほしい』と厳しく突き放している。(via SPORT)