シュトゥットガルトでブレイクした3人のFW:アトレティコが過去に追った移籍市場の因縁
今夜チャンピオンズリーグで激突するシュトゥットガルトとアトレティコ・マドリードですが、ピッチ外のスカウティングや移籍市場においても、両クラブの間には非常に興味深い因縁が存在します。絶対王者バイエルン・ミュンヘンが国内のトップ選手を独占するドイツ・ブンデスリーガにおいて、シュトゥットガルトは数々の特大の才能を育成・排出する『才能の宝庫』として知られてきました。その中で、過去にアトレティコが獲得を真剣に検討しながらも、様々な巡り合わせによって移籍が実現しなかった3人のアタッカーの裏話が明かされています。🔍
1人目は、現在ドイツ代表でも存在感を放つ大型FWニック・ヴォルテマーデ(Nick Woltemade)です。今夏、アトレティコが前線の新たな『9番』を補強ターゲットとして探していた際、彼の名前がリストの上位に並んでいました。当時すでにシュトゥットガルトからニューカッスルへ移籍(移籍金8,000万ユーロ)していた彼を巡り、ユヴェントス等も巻き込んだ複雑な移籍オペレーションの中で獲得の可能性が探られました。しかし最終的にアトレティコはジョナサン・デイヴィッドの獲得を選択しました。結果として、現在アトレティコで爆発的なゴール量産を見せるカナダ代表FWのパフォーマンスはヴォルテマーデを大きく上回っており、クラブのスカウティング陣の判断は見事に大成功を収めたと言えます。⚽
2人目は、フランス人攻撃的MFエンゾ・ミロー(Enzo Millot)です。マテウ・アレマニー氏がスポーツダイレクターに就任する前の2025年夏、アトレティコはミロー本人と完全な個人合意に達していました。移籍決定は目前と思われましたが、シュトゥットガルト側との支払い条件(分割方法等)の交渉が土壇場で破談となり、彼はその後サウジアラビアのクラブへと移籍していきました。アトレティコは彼の獲得失敗を受けて急遽ジャコモ・ラスパドーリを獲得しましたが、イタリア人FWはチームのスタイルに適応できず、わずか数ヶ月後に移籍金を回収する形でイタリアへ売却される迷走を経験しました。🇫🇷
3人目は、シュトゥットガルト時代に驚異的なペースでゴールを量産したギニア代表FWセルユー・ギラシ(Serhou Guirassy)です。彼がブンデスリーガで猛威を振るっていた時期、代理人サイドからアトレティコに対して連日のように売り込みや提案がなされていました。しかし、アトレティコ首脳陣にとってギラシはミローのような『絶対的な本命ターゲット』として扱われることはなく、噂の域を出ないまま見送られました。シュトゥットガルトという『ブレイクの登竜門』を経由したアタッカーたちを巡る過去の駆け引きを経て、今夜アトレティコは本拠地MHPArenaでかつてのターゲットたちの古巣と相まみえます。(via MARCA)
【本日の総括】
今夜のCLシュトゥットガルト戦に向け、アトレティコはCutiロメロとコケを欠く中でル・ノーマンのCB抜擢やフリアン・アルバレスの先発復帰などベスト陣形で連勝更新を狙います。また、2027年夏に移転が決定した3億5000万ユーロ規模の『新スポーツシティ』構想や過去の移籍市場での因縁など、クラブの現在と未来を象徴する重要な動きが続いています。欧州の舞台でのさらなる飛躍に注目が集まります。