驚異の回収率93%!2億2500万ユーロの巨額補強を支えたマドリー流「カンテラ錬金術」の全内訳

今夏の移籍市場で、レアル・マドリードはヤン・ディオマンデ(クラブ史上最高額の1億2500万ユーロ固定)、マルク・ククレジャ(5500万ユーロ)、カルロス・エスピ(2500万ユーロ)、デンゼル・ダンフリース(2000万ユーロ)の4選手を獲得し、固定費だけで合計2億2500万ユーロという天文学的な移籍金を支払いました。

しかし驚くべきことに、その補強費用の約93%に相当する「2億1000万ユーロ」は、下部組織(カンテラ)出身の選手を売却することで調達されていました。

このマドリー流カンテラ錬金術の驚愕の売却内訳:

今夏カンテラから直接退団した選手では、

・ゴンサロ・ガルシア:4000万ユーロ(アルバロ・アルベロア監督率いるフラムへ、今夏第一チーム唯一の売却)

・セサール・パラシオス:1000万ユーロ(フラムへ)

・マヌエル・アンヘル・モラン:400万ユーロ(フラムへ)

・ハコボ・オルテガ:1000万ユーロ

・ビクトル・バルデペニャス:800万ユーロ

・フラン・ゴンサレス:300万ユーロ

これらの選手には、将来的な買い戻しオプションや、次のクラブからの移籍金50%を受け取る権利(転売条項)が付帯されています。

さらに、すでに過去にマドリーを離れ、50%の保有権を保有していたカンテラーノたちが今夏他チームへ完全移籍したことでマドリーに自動的に転がり込んだ移籍金手数料:

・ビクトル・ムニョス:2050万ユーロ

・マリオ・ヒラ:1500万ユーロ

・アレックス・ヒメネス:1250万ユーロ

・アルバロ・ロドリゲス:1250万ユーロ

・チェマ・アンドレス:1150万ユーロ

・マリオ・マルティン:300万ユーロと

極めつきは、アルゼンチン代表の神童ニコ・パス。昨年Comoに50%の保有権を売却していましたが、今夏セスク・ファブレガス監督のもとでプレーを継続したいという本人の強い希望により、マドリーは残りの50%もComoへ売却。この単一の取引だけで、マドリーは「6000万ユーロ」もの巨額資金を手に入れました(なお、8000万ユーロでの買い戻し特権は維持されています)。

若手をチームに定着させず、巨額の利益を生み出す「育成ブランドビジネス」としてマドリーはほぼ補強資金をタダで賄ったのです。

(via SPORT)