モロッコが決勝を奪う? 2030年ワールドカップを巡るスペインとモロッコの激しい外交戦の裏側

🌍スペイン、ポルトガル、モロッコの3カ国共催が決定している2030年ワールドカップですが、その「最大の華」である決勝戦の開催地を巡り、ピッチ外で極めて醜悪な外交戦と政治的バトルが勃発しています。

当初、決勝はマドリードのサンティアゴ・ベルナベウでの開催が既定路線と見られていましたが、モロッコがカサブランカ近郊に11万5000人収容という世界最大のハッサン2世スタジアム(グラン・エスタディオ・デ・カサブランカ)を建設するメガプロジェクトを始動させたことで、パワーバランスが完全に崩れました。

さらにスペイン側にとって致命的だったのが、連盟前会長のルイス・ルビアレス氏が女子ワールドカップでジェニ・エルモソ選手に対して行った「無理やりなキス騒動」です。この大スキャンダルによりルビアレス氏は失効・逮捕され、スペインサッカー連盟は最も重要な折衝期間に完全に首なし(descabezada)の状態に陥りました。モロッコはこの真空状態を見逃さず、瞬時にFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に接近。インファンティーノ会長はここ2年で4度もモロッコを公式訪問し、国王モハメド6世の祝祭(Día del Trono)にも出席するなど蜜月をアピールしており、

『2030年ワールドカップは、世界で最も美しい国(モロッコ)で開催されるだろう』

と公言してスペインを完全に突き放しています。

さらに、モロッコの連盟会長でありアフリカサッカー連盟(CAF)副会長でもあるフォウジ・レクジャ氏がアフリカ票をまとめ、インファンティーノ氏の2031年までの再選を支持する見返りとして、2027年3月のFIFA総会(大統領選挙)がモロッコの首都ラバトで開催されることが決定。スペインのリアルな最後の望みは、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長がベルナベウの威信をかけて国際的な圧力をかけ続けることだけに絞られており、まさに一歩も引けないチェスのような頭脳戦が展開されています。(via Estadio Deportivo)

ルート・ファン・ニステルローイの男気 マラガ時代にゴールボーナスをカンテラに全額寄付した隠されたエピソード

🧡マラガCFが悲願の1部復帰を果たした今、クラブの「黄金期」を築いたレジェンドの知られざる素晴らしいエピソードが初めて明かされ、ファンを感動させています。

2011年、シェイク・アル・タニ氏の莫大な資金力のもと、最初の「銀河系(galáctico)」としてマラガに加入したオランダの怪物ストライカー、ルート・ファン・ニステルローイ。当時、マラガのスポーツディレクターを務めていたアントニオ・フェルナンデス氏が、契約交渉の際の信じられない裏話をSNSで公表しました。

契約を結ぶ際、クラブ側は基本年俸に加えて、当然のように「ゴール数に応じた多額のインセンティブ(ボーナス)」を提示しました。しかし、それを聞いたファン・ニステルローイは、フロント陣をじっと見つめてこのように答えたのです。

『私はファン・ニステルローイだ。たかが5点や10点ゴールを決めたくらいで、なぜ追加のボーナスを受け取らなければならないんだ。そんな余計なお金があるのなら、すべて下部組織(カンテラ)の育成資金に直接寄付してくれ。未来の子供たちがより素晴らしい環境でサッカーを学び、より良いトレーニング設備を整えるために使ってほしい』

ファン・ニステルローイは実際にシーズン中に5ゴールを達成し、約束通りそのすべてのボーナスはマラガの下部組織へ全額寄付されました。当時、その恩恵を受けたアカデミーのグラウンドには、幼き日のブラヒム・ディアスや、現在のマラガの象徴であるデビッド・ラッルビアらが汗を流していました。ニステルローイが残した男気と若者への投資が、現在のマラガのベースを築いたと言っても過言ではありません。(via MARCA)

チミ・アビラとウルトラスの熱い別れ ボカ移籍接近の裏で交わされた涙の約束

🇦🇷今春にベティス側からバイアウト条項の行使(5万ユーロの契約解除金支払い)を告げられ、惜しまれつつもヘリオポリスの地を去った32歳のアルゼンチン人アタッカー、チミ・アビラ。メキシコのプーマスへの移籍が直前で破談し、去就が注目されていた彼ですが、ついにアルゼンチンの超名門ボカ・ジュニオルスへの電撃移籍が秒読み段階に入りました。ボカのフアン・ロマン・リケルメ会長が彼を熱望しており、まもなく正式発表されます。

チミ・アビラは短い在籍期間ながら、セビリアの伝統カルチャーを心からリスペクトしていました。闘牛士のマヌエル・エスクリバノと深い友情を築き、腕には伝統のキリストやマカレナのタトゥーを施すなど、地域に完全に溶け込んでいました。そのため、本拠地の最も熱狂的なウルトラス団体「Supporters(サポーターズ)」やゴル・スルのファンから息子のように愛されていました。

彼が去る日、ウルトラスのリーダーたちは、チミのために川での水上アクティビティを伴う豪華な「秘密の送別会」をプライベートで企画。ファンたちは涙を流しながら『お前はいつまでも俺たちの仲間(uno di noi)だ!』と彼を抱きしめ、熱い惜別の抱擁を交わしました。アルゼンチンへ戻っても、彼の心には常に白と緑の情熱が宿り続けます。(via Estadio Deportivo)