パトリク・メルカド移籍を巡る国際係争

セビージャが2月、エクアドルの名門インデペンディエンテ・デル・バジェと合意に達し、原則として600万ユーロ(または800万ユーロ)での獲得を発表していた22歳MFパトリク・メルカド。しかし3月の試合で彼が右膝の前十字靭帯と半月板を断裂する重傷を負い、セビージャ側は『メディカルチェック通過が絶対的な条件であったため、移籍は自動的に無効化された』として、契約の白紙撤回を主張しています。

しかし、デル・バジェのサンティアゴ・モラレスGMは、『デル・ニド・カラスコ会長がポルトガルにおいて直接、選手本人と有効な労働契約を結んでいる。これを不合格を理由に破棄することはFIFAの規定違反である』とし、もしセビージャがパトリクをチームに登録しないのであれば、FIFAの紛争解決機関を通じて300万ユーロに及ぶ多額の違約金をセビージャに請求する法的手段を準備しているとメディアに警告。セビージャのナビSDは『守秘義務があり、一切の詳細は言えないが、我々は法的に完全に静観している』としており、ピッチ外の法的トラブルが現実味を帯びています。(via Estadio Deportivo)

ジャン・ヴィルジリ移籍へのマジョルカサポーターの本音

マジョルカの若き天才ジャン・ヴィルジリが、ベルギーのクラブ・ブルッヘから1200万ユーロのバイアウト条項を突如支払われ、わずか一年でクラブを退団。つい先日の親善試合で、超満員のSon Moixのスタンドから『ヴィルジリ、残ってくれ!』と何千人ものファンが声を枯らして叫んでいた光景は、一晩にして無価値なものとなりました。

しかし、マジョルカのソシオたちのSNS上での反応は、意外にも極めて冷静かつ現実的です。長年のサポーターたちは『マジョルカという歴史あるクラブに愛着を持たない選手は、一刻も早く飛行機に乗ってベルギーでもどこへでも立ち去るのが正しい。我がクラブをただの売名や踏み台としか思っていない奴に用はない。我々はジャンより、今手元にいるセルダを心から応援するし、残された1200万ユーロを元手に、チームに100%の魂を捧げてくれる新しい戦力を連れてくれば万事解決だ』と、去る者を一切追わないドライで強固なプライドを示しています。(via SPORT)

ジェシー・ビシウのバルサ加入

バルセロナがクラブ・ブルッヘから850万ユーロをかけて獲得した18歳のベルギー代表FWジェシー・ビシウ。彼はバルセロナのオフィスで、怪我により長期離脱中であるデ・ヨングの番号であった背番号21番のユニフォームを手渡され、ラポルタ会長に直々に付き添われて家族と共に笑顔で記念撮影を終えるという、特別な対応を受けました。

ビシウのプレーやその破壊的なスピードは、かつてバルサを熱狂させたウスマン・デンベレに極めて酷似しているとスカウト陣から評価されていますが、ビシウ本人は『プレースタイルはともかく、僕にとってのフットボールの唯一無二の神であり、幼少期からのヒーローはネイマールだけだ。彼のすべてのプレーをビデオで何千回も再生して育った』と、自らの熱い思いを公言しています。(via SPORT)