ハンジ・フリック監督が絶賛するエズ・アブデの衝撃パフォーマンスとバルサとの「20%売却権」裏取引の真相

バルセロナ戦で圧倒的な存在感を放ったウインガーのエズ・アブデですが、試合前にバルサのハンジ・フリック監督が彼に送った絶賛の言葉は、単なる社交辞令ではなかったことが明らかになりました。

フリック監督は前日会見でアブデについて次のように述べていました。

『彼に関して私が目にしているものは、本当に感銘を受けるものばかりだ。ファンタスティックな選手であり、彼のフットボールスタイル、アンドアタッキングサードにおける1対1での強い自己確信が非常に気に入っている』

フリック監督は以前からアブデの素質を高く評価しており、バルサの補強ターゲットとしても長年注視し続けていました。

さらに、アブデを巡るベティスとバルセロナの契約・権利関係の知られざる裏側も浮き彫りになっています。2023年にアブデがバルサからベティスへ完全移籍した際、バルサは将来の売却額の50%を受け取る権利を保持していました。しかし、その後のヴィトール・ロッキのパルメイラス移籍交渉において、ベティス側へ貸し出されていたロッキの同意権をベティスが握っていたことが転機となります。

ベティスはロッキの移籍を承認する条件として、バルサが保有していたアブデの将来の売却権50%のうち30%分を放棄させました。その結果、バルサの保持率は20%にまで引き下げられ、ベティスが権利の80%を握るという巧みなディールが成立しました。

このフロントの交渉術は完璧な功を奏しており、アブデの市場価値は現在4,000万ユーロ(約64億円)にまで急騰しています。

実際のバルサ戦でも、アブデは左サイドから右サイドバックのジュール・クンデを終始圧倒。電光石火のカウンターから完璧なフィニッシュでGKジョアン・ガルシアを破り、2-3となる一時的な勝ち越しゴールを奪ってみせました。スピードと推進力は現在欧州でもトップクラスであり、マヌエル・ペジェグリーニ監督のチームにおいて不可欠な絶対的主力として、チャンピオンズリーグ(ポルト戦でのゴラッソ等)でも輝きを放ち続けています。 (via SPORT)

【本日の総括】

エクトル・ベジェリンとクラブによる同性愛嫌悪暴言への毅然とした法的対抗措置、テレビ番組での判定を巡る過熱した大激論、そしてバルサ戦で躍動したアブデの市場価値急騰とフロントの巧みな移籍交渉の裏側など、ピッチ内外でベティスを巡る話題が大きく動いた一日となりました。