OB会や元会長、非ソシオ従業員への招待券廃止と代替案を巡る対立

サン・マメスでの招待券を巡る論争は今夏、ジョン・ウリアルテ会長が「選手、元選手、元会長、クラブ従業員に対する招待券の提供を廃止する」と表明したことから始まりました。

クラブがこの厳しい決断に踏み切った背景には、ソシオ(会員)への入会を希望してウェイティングリストに登録しているファンが1万1,000人以上にのぼるという深刻な現状があります。ウリアルテ会長は、今回の見直しの理由について『ソシオへの入会を希望してウェイティングリストに登録しているファンが1万1,000人以上も存在しており、クラブにとっての最優先事項はソシオや一般ファンがサン・マメスにアクセスできる機会を増やすことである』と説明しました。

この方針によって最も深刻な打撃を受けるグループの一つが、アスレティックのOB・OG会(アスレティック・ベテランズ協会)です。同会にはこれまで、ホームゲームごとに約120枚のチケットが確保されていたほか、必要に応じて追加の招待券も手配されていました。

また、歴代の元会長たちも同様に影響を受けています。これまでは元会長1人につき毎試合4枚の招待券が与えられていましたが、これが廃止されることに対して元会長たちからは強い不満が示されました。抗議を受けたウリアルテ会長は、妥協案として元会長たちに対し『サン・マメスのバルコニーに生涯無料の専用席を提供する』と伝えましたが、この解決策にはすべての元会長が納得しているわけではありません。 (via Radio Bilbao-Cadena SER)

さらに、クラブのソシオではない約170人の従業員にも、サン・マメスでの試合の招待券を受け取る権利が与えられていました。クラブは従業員に対してもこの特権を廃止する代わりとして、300人以上の全従業員を対象とした「団体医療保険」を新たに提供する代替案を提示しています。 (via SPORT)