スイス代表ルベン・バルガスとジブリル・ソウのW杯動向

セビージャがこの夏の移籍市場で資金を得るための主要な売却候補として期待しているのが、スイス代表のルベン・バルガスである。彼はW杯開幕直前に負傷し、最大のショーケースとなる大会への出場が危ぶまれていたため、クラブ内部では大きな懸念が広がっていた。しかし、無事に回復を果たし、アメリカのリーバイス・スタジアムで行われたW杯グループBのカタール戦に左ウイングとして見事に先発出場を果たした。

試合はカタールがアディショナルタイムに劇的な同点ゴールを決めて1-1の引き分けに終わったが、バルガスのパフォーマンスは際立っていた。序盤から非常に高いモチベーションでプレーし、果敢なドリブル突破やスピード、電気のようなキレのある動きでフレン・ロペテギ監督率いるカタールの守備陣を翻弄。前半17分にブレール・エンボロがPKを決めてスイスが先制した場面でも、その前の攻撃の流れで間接的に脅威を与えていた。前半途中にムラト・ヤキン監督の指示で右サイドへポジションを移してからも、エンボロとの連携からGKアブナダと1対1になる決定機を迎えたが、これは惜しくもセーブされた。

後半に入ると再び左サイドに戻り、カタール守備陣にとって悪夢のような存在となり、ファウルでしか止められないほどのプレーを連続して披露した。79分にゼキ・アムドゥニと交代するまで、スイスの攻撃を牽引し続ける素晴らしいショーを見せた。この活躍は市場価値の向上に直結するため、セビージャ上層部は「市場に向けた価値ある最初の贈り物」として大いに喜んでおり、売却に向けた期待を高めている。なお、同じくスイス代表に招集されているセビージャのMFジブリル・ソウは、この試合でベンチ入りしたものの、後半からの出場機会は与えられず出番なしに終わった。(via Estadio Deportivo)