右SBラティウの去就を巡る緊迫の最終局面、フラムの2500万ユーロ正式オファーと会長の頑なな拒絶

移籍市場の閉幕が目前に迫る中、右サイドバックのアンドレイ・ラティウの去就をめぐり、フロントと選手の間で激しい緊張状態が続いています。

今夏、プレミアリーグへのステップアップを強く希望していたラティウには、まずノッティンガム・フォレストが接近していました。ノッティンガムは彼の契約解除金である2500万ユーロを満たす分割払いのオファーを提示したものの、クラブ側がこの支払条件に難色を示したことで破談。ノッティンガムは別のサイドバック獲得に動きました。しかし、土曜日に入り、今度は同じイングランドのフラムが彼の獲得へ向け、解除金の支払いを辞さない意向をラティウの代理人に伝達。これを受け、ラージョのラウル・マルティン・プレサ会長は口頭ではなく正式な書面オファーを求めていました。

そして月曜日の午後、フラムから正式に2500万ユーロの移籍金オファーが書類で届きました。しかし、この支払方式が「分割払い」であったことが、完全な障壁となっています。

プレサ会長はこのオファーに対し、フラムにもラティウの代理人側にも一切の返答をせず、交渉を完全にブロックしています。プレサ会長の要求はあくまで「2500万ユーロの一括即金払い(キャッシュでの全額支払い)」のみであり、分割での支払いは受け入れないという頑固な姿勢を崩していません。

このあまりに不誠実なフロントの対応に、ラティウ本人は非常に失望し、深く傷ついています。これまでのクラブへの献身的な姿勢を鑑みても、この無言のブロックは受け入れがたいものであり、精神的にバルセロナ戦でピッチに立てるコンディションではないと判断し、ベンチメンバーには名を連ねたものの、試合でのプレーを見送ることとなりました。

一方で、水面下ではラティウが万が一退団した場合の代替選手候補の獲得に向けた動きを再活性化させています。

試合前、ホセ・マリア・サルダ副会長はインタビューに対し、ラティウの状況について『ラティウは現時点ではラージョ・バジェカーノの選手であり、今日はベンチにいる。しかし、この移籍市場では何が起こるか最後までわからない』と含みを持たせています。(via MARCA)