ラ・リーガが過激な「テロ予告」や「政治侮辱チャント」を厳しく告訴

ラ・リーガの開幕2節が終了した段階で、リーグ運営事務局(ラ・リーガ)は、スタジアムで発生した極めて不適切で暴力を煽る複数のサポーターの歌唱行為を、スペインフットボール連盟の競技委員会および政府の反暴力委員会に告発しました。

今回の告発内容は多岐にわたり、中には看過できない凄惨な脅迫や政治的侮辱が含まれています。

まず、アトレティコ対ビジャレアル戦(メトロポリターノ)、ヘタフェ対ラシン戦(コリセウム)、グラナダ対マジョルカ戦(ロス・カルメネス)の3つのスタジアムで、ペドロ・サンチェス首相に対する『ペドロ・サンチェス、売春婦の息子』という組織的な侮辱チャントが響き渡ったとして告発。

さらに、バルセロナ対アスレティック戦(カンプ・ノウ)やオササナ対レバンテ戦(エル・サダール)では、『くたばれスペイン、くたばれ代表チーム』という愛国心を侮辱するチャントが記録されました。メトロポリターノではさらに『クソ食らえバルサ、クソ食らえカタルーニャ』といった地域対立を煽る歌も報告されています。

最も衝撃的だったのは、エスパニョールのホームで歌われた、かつてカンプ・ノウを標的にしたテロ活動を想起させるチャントです。サポーターたちは『奴は最高のパイロットだ。見事な着陸を見せる。おい、タリバンよ、カンプ・ノウに飛行機を突っ込ませろ』という極めて不謹慎な替え歌を熱唱。

さらにオササナのホーム「エル・サダール」では、ライバルであるサラゴサとそのファン、警察を狙った過激な爆破・虐殺予告チャントが確認されました。その内容は『ロマレダは豚小屋だ。警察とサポーターグループのたまり場だ。なんて不快な臭いだ。Goma 2(ダイナマイトの一種)を仕掛けて爆破してしまえ。アラゴン地方なんてクソ食らえだ。オササナのファンは、あの汚いサラゴサが燃え盛るのを見て、心から楽しんでいる』という、爆破と虐殺を肯定する凄惨なものです。ラ・リーガはこれらの悪質なチャントを、スポーツ界における暴力、人種差別、不寛容を排除する法律に背くものとして、厳正な処罰を求めています。 (via MARCA)