クラブの戦術的トライとポジション争いの現状

ヒラルデス監督は、プレシーズンを通じてチームの戦術的なアップデートと、選手たちの適性を見極めるテストを繰り返しています。

チームの大きなテーマとして、昨シーズンのような強固なブロックから、前線からのハイプレスと中央を経由したビルドアップの構築を目指しています。アレイシ・フェバスの獲得やミゲル・ロマンのトップチーム復帰は、まさにこの中央でのゲームメイクを促進するための動きです。スポルティング戦の前半では、フェバスとロマンが中盤の底でコンビを組み、後半はイライクス・モリバと若手のウーゴ・ブルシオがペアを形成しました。ブルシオは試合の終盤にはベシーノとポジションを入れ替え、センターバックとしてもプレーするなど、化学反応を試すような采配が見られました。

また、選手個々の役割にも変化が見られます。ジョエル・ロペスはウイングバックとしてではなく、指揮官から明確にセンターバックとして評価され、指導を受けています。冬に加入したアルバロ・ヌニェスも特殊な役割を担っており、守備時にはサイドのレーンを埋め、ボール保持時にはインサイドに絞ってパスワークに参加するという、昨季終盤にセルヒオ・カレイラで試みられたメカニズムを託されています。コーチングスタッフはヌニェスの適応能力に大きな期待を寄せています。

プレシーズンで最も強烈なアピールを続けているのは、間違いなくウーゴ・ゴンサレスです。バレンシアのカンテラ出身で、昨季のフォルトゥナ(Bチーム)のセグンダ昇格の立役者となった彼は、プレシーズン2試合連続ゴールを記録しチームの得点王となっています。しかし、彼は現在23歳であり、年齢規定によりトップチームとBチームを掛け持ちすることができません。トップチームに完全昇格するか、あるいは完全移籍でクラブを去るか、今夏が彼のキャリアの大きな分岐点となりますが、指揮官とファンに自らの価値を強烈に証明し続けています。

ゴールキーパーの序列についても明確な変化が現れています。スポルティング戦では、前半はラドゥが、後半はBチームのコケ・カリージョがゴールマウスを守りました。イバン・ビジャールはこの試合でも出番を与えられず、実質的に第3GKとしての立場が固定化されつつあります。クラブは引き続き、彼に対する移籍先を模索しています。

(via SPORT / MARCA)