Arouna Sangante 4分の大失態から後半に見せた素晴らしい精神的復活
今夏、フリーで加わったフランスリーグでの実績十分なディフェンダー、アルナウ・サンガンテにとって、公式戦デビューの舞台となったこの開幕戦のスタートは悪夢そのものでした。
前半開始わずか3分、自陣ペナルティエリア付近での極めて単純なクリア処理の場面において、サンガンテはトラップを誤って躊躇。さらに背後のGKヴラホディモスとのコミュニケーション不足からパスの選択肢を失い、ボールを完全にコントロールできない状態に陥りました。この大失態を見逃さなかったラージョのÁlvaro Garcíaに足をねじ込まれ、無人のゴールネットへ先制点を奪われる壊滅的なエラーを犯してしまいました。
この過酷なデビューに、満員のスタンドからは即座に不信のブーイングが飛び、サンガンテは極度の緊張と恐怖から一時的にプレーの正確性を欠きました。しかし、ガルシア・プラザ監督は彼を見捨てることなく、ピッチ脇から声をかけ続けました。
監督は当時の心境を、
『あの信じられないミスの後、私は彼の目を真っ直ぐ見ようとしたが、彼は恐怖と申し訳なさから私をどうしても見ることができなかった。若者にとって、ホームのデビュー戦であのような事態を経験するのは本当に辛いことだ』と語りました。
ハーフタイムでの監督の激励を経て、後半のサンガンテは見違えるような強固なディフェンスを披露しました。臆することなく相手アタッカーに厳しくコンタクトし、ビルドアップの局面でも鋭い縦パスを通して攻撃のスイッチを入れるなど、後半は実質チーム最高レベルの守備を誇りました。ミスを帳消しにするほどの強い精神力を見せた彼に対し、ファンからも最後には温かい拍手が贈られました。(via ElDesmarque)
カンテラーノたちの熱い反乱 Nico GuillénやMiguel Sierraらが生み出した勝負強さ
セビージャは現在、予算の制限と深刻なプロ登録選手数の不足に悩まされており、この試合ではカンテラ(下部組織)から実に7名の若手選手を招集してメンバーを埋めざるを得ない窮地に立たされていました。しかし、この若きカンテラーノたちがピッチ上で見せたパフォーマンスは、驚くべき熱量と実力に満ちていました。
プレシーズンで最大の輝きを放ち、先発デビューを飾った18歳のミッドフィルダー、ニコ・ギジェンは、前半に中盤の底で強固な相手プレスを必死にいなし、シンプルなパスでリズムを作ろうと奮闘しました。ハーフタイムで退いたものの、プロの厳しい舞台でしっかりと戦える才能の片鱗を見せました。
そして、右ウイングとして同じく先発したミゲル・シエラは、この夜最大のサプライズとなりました。52分、シエラはエリア内へ果敢に切り込み、こぼれ球に対して相手ディフェンダーのÁlvaro Garcíaより一歩早く足を差し込んでPKを誘発。この見事な働きによりチームは同点に追いつき、交代の際にはスタジアム全体から割れんばかりの大喝采が沸き起こりました。
さらに、終盤に投入されたマヌ・ブエノは、決勝点となったPKの場面において、中盤での素晴らしいボールカットから相手守備陣を鮮やかに切り裂く圧倒的なラストパスを供給。
監督も、
『あの劇的なPKのシーンの80%は、マヌ・ブエノの驚異的な個人技と素晴らしい状況判断によるものだ。彼の実績を絶対に忘れてはならない』と最大限の賛辞を贈りました。(via MARCA)