緑白の歴史と新エースの誓い

ダブリン出身の24歳、トロイ・パロットはベティスでプレーする「史上初のアイルランド人選手」としてクラブ史にその名を刻んだ。ベティスにおけるアイルランドの系譜は、1935年にクラブ史上唯一のラ・リーガ優勝をもたらした伝説の名将パトリック・オコンネル監督以来、実に81年ぶりの快挙となる。

パロットはアイルランド伝統のガエル・フットボール(H型ゴールの下部を射抜く競技)で培われた独特のゴール感覚と勝負強さを持ち味としており、エリア内での泥臭い押し込みから鋭い切り返しによる前線突破まで、多彩な得点パターンを誇る。

ベルベディアのユースからトッテナムの下部組織へ進み、ミルウォール、イプスウィッチ、MKドンズ、プレストンへのレンタルを経て、昨季AZで31ゴール12アシストを記録してオランダカップとスーパーカップを獲得。アイルランド代表でも37試合11ゴールを挙げている実績の持ち主だ。

初陣となったラ・カルトゥハで6万人による緑白の賛歌を聴いた際はその雰囲気に圧倒されていたが、ピッチに立てば勝負師としての本領を発揮。CLでの初ゴール直後、クラブ公式メディアのインタビューに応じたパロットは『チャンピオンズリーグという夢の舞台の初戦でゴールを決め、勝利を祝うことができたのは自分にとって実に特別な瞬間だ』と歓喜を表現しつつも、『僕たちにはタフな試合が目白押しの長いシーズンが待っている。この勝利を喜んだ後は、すぐに月曜日のビジャレアル戦へ気持ちを切り替えなければならない』と強調し、アウェイでの次節に向けた強い決意を示した。(via ElDesmarque)