アイルランド熱狂旋風
新加入ストライカーのトロイ・パロットが披露した圧巻の勝負強さにより、彼の母国アイルランドでは異例の「ベティス熱狂ブーム」が巻き起こっている。アイルランド大手紙『The Irish Times』は、セビリアへの渡航方法やエスタディオ・ラ・カルトゥハでのチケット購入手順、市内の観光スポットまで網羅した特別ガイド記事を掲載。現地旅行代理店やウェブサイトにはセビリアツアーの問い合わせが殺到しており、24歳のアタッカーが一夜にしてセビリアの観光資源のような存在となっている。
パロットは8月20日に加入後、リアル・ソシエダ戦をスタンドから観戦し、バレンシア戦で初出場。続くレバンテ戦で初先発を飾ると、レアル・マドリード戦で途中出場から劇的な決勝ゴールを奪い、Lille戦では初フル出場で劇的な勝ち越しゴールを挙げた。
アイルランド国営放送『RTÉ Sports』のCL解説番組でも特集が組まれ、元選手のカレン・ダガンやステファン・ケリーらが熱弁を展開。『アイルランド中がパロットの話題で持ちきりであり、誰もが笑顔になっている』『長年彼のポテンシャルに期待してきたが、最高峰の舞台でレアル・マドリードを沈め、CLで決勝点を奪う姿を見られるのは夢のようだ』と大絶賛した。
トッテナムでの伸び悩みや複数クラブへのレンタルを経てオランダのAZアルクマールでブレイクしたパロットに対し、解説陣は『プレミアリーグに戻るのではなく、スペインの情熱的なカルチャーの中で最高の選手たちと戦い、かつての指揮官モウリーニョを打ち破る道を選んだベティス移籍は最高の決断だった』と評価。現在プレミアリーグのスカウト陣も熱視線を送っているが、ベティスとは2031年までの長期契約を結んでおり、契約解除金は1億ユーロ(約160億円)という破格のプロテクトで完全に保護されている。(via Estadio Deportivo)