トップチーム:ロッカールームの崩壊と罰金問題

レアル・マドリードのトップチームのロッカールームが事実上の「無政府状態」に陥り、選手同士の衝突が多発している。フェデ・バルベルデとオーレリアン・チュアメニの間で度重なる喧嘩が起きており、バルデベバスでの練習中には、激しいタックルをきっかけに両者が取っ組み合いの乱闘に発展し、バルベルデが頭部外傷を負って病院送りとなる事態が発生した。クラブは両選手に対してそれぞれ50万ユーロ(約8000万円)というスポーツ界でも最高額レベルの巨額の罰金を科した。この金額は、ルイス・スアレスの噛みつき事件での約8万5000ユーロをはるかに超え、カルロス・テベスの約57万5000ユーロに匹敵するものである。さらに、アントニオ・リュディガーがアルバロ・カレラスに暴行を加える事件も発生。チームは完全に派閥に分裂しており、最大6名の選手がアルバロ・アルベロア監督と口をきかない状態にある。ダニ・カルバハル、ダニ・セバージョス、ラウール・アセンシオらは現在の状況に強い不満を抱いている。 (via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo / AS)

キャプテン問題も火種となっている。クリスティアーノ・ロナウド、セルヒオ・ラモス、ペペ、ナチョ、カリム・ベンゼマ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチといった重鎮たちが去った後、現在のキャプテンはカルバハル、バルベルデ、ヴィニシウス・ジュニオールが務めている。しかし、34歳のカルバハルは退団が濃厚であり、アルベロア監督との関係悪化により完全に蚊帳の外に置かれている。ヴィニシウスは試合中に感情的になることが多いものの、キャプテンマークを巻くと落ち着きを見せる。ロッカールームの一部からは、バルセロナのように在籍年数を尊重しつつも選手間投票を導入し、ティボー・クルトワを第1キャプテンにするべきだという声が上がっている。チュアメニとバルベルデの喧嘩の直後、カルバハルは真っ先に練習場を後にしたが、クラブのホセ・アンヘル・サンチェスから呼び戻され、緊急会議に参加させられる一幕もあった。 (via AS)

キリアン・ムバッペの行動も問題視されている。チームが危機的状況にあり、他のチームメイトたちがシーズンを立て直そうと奮闘している休日に、ムバッペはストックホルム、パリ、サルデーニャ島(カリアリ)へと旅行に出かけた。エスパニョール戦では試合開始のわずか10分前に到着する遅刻も犯している。パリへの旅行は信頼できるスタッフのもとで膝の回復を図るためだったが、クラブ上層部をも困惑させている。一部のファンは「Mbappe Out」キャンペーンを開始し、退団を求める署名はなんと7000万人に達した。 (via AS / SPORT / Mundo Deportivo)

レアル・マドリードのスペイン人選手の不足も深刻化している。セバージョスとカルバハルの退団が現実味を帯びる中、残るスペイン人選手はブラヒム・ディアス(26歳)、フイセン(21歳)、カレラス(23歳)、アセンシオ(23歳)、フラン・ガルシア(26歳)、ゴンサロ・ガルシア(22歳)など若手ばかりとなり、クラブはアイデンティティの危機に直面している。 (via AS)

アルゼンチン出身の18歳の逸材、フランコ・マスタントゥオーノも論争に巻き込まれている。マスタントゥオーノが練習に一番乗りしてマッサージベッドを占領し、ベテラン優先の不文律を破ったことに対し、シャビ・アロンソ元監督に苦情を言ったという噂が流れた。しかし、関係者は「彼がそんなつまらない不満を言うわけがない。完全に嘘だ」と否定している。マスタントゥオーノとアルベロア監督の関係は良好でプロフェッショナルなものであり、レンタル移籍の噂もあるが、本人はレアル・マドリードでのプレーを希望し、退団は一切考えていない。彼はこれまでに公式戦31試合に出場(先発15試合、フル出場1試合)し、1302分間で3ゴール1アシストを記録している。 (via ElDesmarque)