W杯覇者セレモニー中止の知られざる裏側!クバルシら選手たちがクラブを支持する一方で暴かれたソシオの猛反発
アスレティック・ビルバオ戦の試合前、バルサが予定していたスペイン代表のW杯優勝メンバー(バルサの8選手、ウナイ・シモン、ニコ・ウィリアムズ、ラポルテを含む11名の世界王者)を称えるセレモニーが急遽中止された問題。この決定を巡り、ピッチ内外で激しい場外バトルと新事実が明らかになりました。
公式には、前節エルチェ戦でスペイン国家警察がカタルーニャ独立旗(エステラーダ)を掲げていたバルサファンを激しく暴行したとされる事件を受け、クラブ側が「適切な雰囲気が整っていない」として中止したと発表されました。しかし、実際にはそれより前から、バルサの強硬なソシオやサポーターの間で、この「スペイン代表を称えるセレモニー」に対する極めて激しい反発とブーイングの計画が持ち上がっていました。
クラブ側は、満員のスタジアムがエステラーダで埋め尽くされ、スペイン国家の成功を称えるセレモニーに対して容容赦ない口笛とブーイングが浴びせられるという「最悪の政治的イメージ」が世界に拡散されることを、RFEF(スペインサッカー連盟)とともに何としても避けたかったのです。エルチェの暴行事件は、ラポルタ会長にとってソシオたちの怒りに寄り添う形で、オマージュを穏便に中止するための「完璧な大義名分(言い訳)」として利用されたのが真相でした。
当事者であるバルサの若きディフェンダー、パウ・クバルシは、テレビ局の取材に対して次のように語り、クラブの決定を全面的に擁護しました。
『あれはクラブが下した決断であり、僕は全面的に正しいと思う。エルチェで起きたような、警察による過剰な武力行使はフットボールの世界にあってはならないことだ。クラブはすでに公式声明を出したし、今後の進展を見守りたい』
同様に、GKジョアン・ガルシアも『エルチェでの出来事は、サッカー界では誰も見たくないもの。選手たちはクラブの決定を100%支持し、全面的に付いていく』と断言しました。
一方で、著名なジャーナリストであるトマス・ロンセロはテレビ番組で怒りを爆発させました。
『ラポルタという一人の男が、歴史的な世界一を成し遂げたスペイン代表メンバー(26名中11名、バルサには8名もいる)への敬意を、自分勝手に剥ぎ取った。これはスペインとスペインサッカーへの決定的な不敬行為だ』
さらにロンセロは、ピッチに立っていたバルサのカタルーニャ出身のクバルシ、エリック・ガルシア、ダニ・オルモや、カナリア諸島出身のペドリ、アンダルシア出身のガビ、フェルミンに言及し、次のように吠えました。
『彼らはスペインの国歌を聞けば鳥肌が立つほど誇りを感じている。しかし、バルサから給料を支払われている身だから黙ってカタルーニャ独立旗を掲げるスタンドの空気に従うしかないのだ。ブーイングを恐れるあまり、一部の過激な政治的主張に屈してセレモニーを中止するなどは、ルールを破った者たちに自ら進んで賞を与えるようなものだ』
エルチェの事件を契機に、バルセロナとスペイン代表、そして選手のアイデンティティを巡る政治的かつ感情的な対立は、今後もさらなる議論を呼びそうです。(via SPORT)