ガビの父親が語るバルサ一筋の少年時代!レアル・マドリードやアトレティコの見学すら断固拒絶していた11歳の決意

バルセロナの闘将ガビの父親であるパブロ・パエスが、ラジオ番組「SER Catalunya」の取材に応じ、息子の少年時代の知られざる移籍秘話と、今も全く変わらない素顔について熱く語りました。

セビージャ近郊のロス・パラシオス・イ・ビジャフランカで生まれたガビは、幼少期から少し変わった子供でした。近所の人々によると、他の子供たちと混ざることもなく、ただ一人で路上で何時間も黙々とサッカーボールを蹴り続け、完全に自分のサッカーの世界に入り込んでいたそうです。

彼の最初の指導者であるマヌエル・バスコ(通称バタジャ)は、当時のガビを次のように振り返ります。

『6歳の子供ができるようなレベルの技術ではなかった。明らかに常軌を逸した才能を持っていた』

その後、地元の名門レアル・ベティスの下部組織に加入したガビは、アンダーカテゴリーの1シーズンでなんと96ゴールという信じられない得点力を発揮。この神童の噂はすぐにスペイン中に広まり、メガクラブによる大争奪戦へと発展しました。

レアル・マドリードやアトレティコ・マドリードといった強豪クラブが、贅を尽くした最新の練習施設を用意して彼と家族を熱烈に誘致しようとしました。しかし、当時わずか11歳だったガビの心はすでに決まっていました。父パブロは当時の様子をこう明かしています。

『息子は私にこう言ったんだ。『パパ、バルサには世界最高の選手たちが集まっている。僕は絶対にバルサでプレーしたいんだ』とね。他のビッグクラブから誘いを受け、各チームの練習環境を見て回るはずだったが、私たちはレアル・マドリードのバルデベバスやアトレティコの施設には見学にすら行かなかった。息子の意志が最初からバルサ一択で、あまりに強固だったからだ』

故郷の住民たちは、ガビのピッチ上の荒々しいプレースタイルについて、『あの強烈な闘争心と、誰にも物侮りしない度胸は、父親と祖父から完全に受け継いだものだ。とにかく何にでも立ち向かっていく、肝の据わった男だった』と証言します。

現在、世界の舞台で活躍するガビが見せる「靴紐をほどいたまま走る姿」や「頬の内側に舌を押し当てるお決まりの癖」「獲物を狙うような鋭い眼差し」は、すべて6歳当時に路上で遊んでいた頃と全く同じ。最初の恩師バタジャも、現在の彼のプレーを見て『あの頃のパブロと一寸の狂いもなく同じだ』と驚きと懐かしさを語りました。

地元では今でもスーパースターとしてではなく、昔のように本名である「パブロ」と呼ばれており、ガビは今でも休暇が取れるたびに故郷に戻り、幼馴染たちとただサッカーボールを蹴るという、素朴で愛すべきフットボール小僧のまま過ごしています。(via SPORT)