レンタル中の6000万ユーロの神童マスタントゥオーノがイタリアで大苦戦!決定機を逸しハーフタイムで屈辱の交代

かつてレアル・マドリードがアルゼンチンの至宝と信じ、リバープレートから6000万ユーロを超える天文学的な巨額の移籍金を投じて獲得したフランコ・マスタントゥオーノが、レンタル先のフィオレンティーナで非常に深刻なスランプに直面している。

マスタントゥオーノは今夏、フィレンツェの地へと旅立った。彼が求めていたのは、マドリーという世界最高峰のクラブがもたらす過酷なプレッシャーから一時的に解放され、継続的な出場機会を確保し、自身の才能をじっくりと開花させるための静かな環境であった。しかし、現時点でその決断は、期待とは裏腹に最悪のシナリオを辿っている。

土曜日に行われたトリノ戦に先発出場したマスタントゥオーノだったが、彼を待っていたのはあまりにも冷酷な現実であった。前半、フィオレンティーナが試合を優位に進める中で、彼にこの試合最大の決定機が訪れた。ルーズボールを完璧に拾い上げ、キーパーと1対1になるという、誰もがゴールを確信する絶対的なチャンスを得た。しかし、精神的な焦りからかシュート精度を欠き、この決定的な場面をゴールに結びつけることができなかった。

この世紀のミスは、チームの命運だけでなく彼自身の立場をも暗転させた。ハーフタイムを迎えると、フィオレンティーナのファビオ・グロッソ監督は一切の猶予を与えることなく、彼をベンチへと下げるという厳しい懲罰的交代を敢行した。試合はその後、フィオレンティーナが1-2でトリノに敗れ、チームは開幕からローマ、フロジノーネ、トリノを相手にまさかの3連敗を気し、セリエAの最下位に沈むという非常事態に陥っている。

グロッソ監督率いるチームが完全に空中分解している中、マスタントゥオーノ自身もまた、イタリアの地で一切の輝きを放てずにいる。彼はピッチ上で常にボールを要求し、積極的にプレーに関与しようと試みているものの、ゴール前での鋭さは完全に失われており、違いを生み出すことができていない。

この悲惨な状況は、昨シーズンにレアル・マドリードで彼が経験した苦難の続きのようでもある。2025年夏、鳴り物入りでマドリーに加入した彼は、シーズン序盤こそ当時のシャビ・アロンソ監督から多くのチャンスを与えられた。しかし、フィジカル面や戦術適応で限界を露呈すると、パフォーマンスは急激に低下し、アロンソ監督から信頼を失ってベンチに固定される日々が続いた。本人も今年8月に、マドリーでの最初の1年間は本当に精神的にも肉体的にも簡単ではなかったと、挫折に満ちた過去を告白していた。

プレッシャーを避けるために選んだフィオレンティーナという新天地で、開幕3試合連続先発という最高の機会を得ながらも、3連敗と屈辱のハーフタイム交代という最悪のスタートを切った神童。まだシーズンは始まったばかりであり、汚名を返上する時間は残されているが、彼が再びレアル・マドリードの主力として返り咲くための道のりは、想像以上に険しいものとなっている。(via SPORT)