W杯初戦直前の公式発表に隠されたペレス会長の思惑
レアル・マドリードは、月曜日の午前11時という極めて異例のタイミングでククレジャの獲得を公式発表した。これは、スペイン代表がW杯初戦のカーボベルデ戦(スペイン時間18時キックオフ)を迎えるわずか7時間前の出来事であった。
このタイミングでの発表の裏には、フローレンティーノ・ペレス会長の明確な思惑があった。W杯のスペイン代表最終メンバーから、ディーン・フイセン、ゴンサロ・ガルシア、フラン・ガルシアの3名のマドリー所属選手が落選したことで、スペイン代表の中にレアル・マドリードの選手が一人もいないというクラブ史上稀に見る異常事態が発生していた。これにより、ペレス会長はメディアやファンから強い批判を浴びていた。対照的に、宿敵FCバルセロナからはホアン・ガルシア、パウ・クバルシ、エリック・ガルシア、ペドリ、ガビ、フェラン・トーレス、ダニ・オルモ、ラミン・ヤマルの8名が選出されていた。
クラブはすでにイブラヒマ・コナテ、デンゼル・ダンフリース、ベルナルド・シウバの獲得を内定させていたが、彼らの公式発表はW杯終了後に行う予定であった。しかし、スペイン代表に「マドリーの選手がいない」という批判を避けるためだけに、ククレジャの発表を急遽前倒しさせたのである。これにより、カーボベルデ戦の試合中継において、ククレジャが「レアル・マドリードの選手」として紹介されることが確実となった。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
妻クラウディア・ロドリゲスさんの喜びの声
公式発表が行われる直前から、ククレジャの妻であるクラウディア・ロドリゲスさんのInstagramでの動きが移籍の事実上の確認となっていた。彼女はファブリツィオ・ロマーノが移籍合意を報じた複数の投稿に「いいね」を押しており、これが家族の同意のサインとして受け取られていた。
そして公式発表後、彼女はInstagramのストーリーズで感情豊かなメッセージを発信した。チェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジで撮影された写真と共に、『自分の家になんて別れを告げたらいいか分からない。この数年で共有したすべてのことにとても恵まれていると感じている。2人の赤ちゃんと来て、小さな男の子2人とイギリス人の女の子1人と一緒にここを去る。チェルシーがもう私たちの生活の一部ではないことを子供たち(マテオ、リオ、ベラ)にどう説明すればいいのか分からない。私たちが経験したすべてのことは純粋な学びであり、すべてを乗り越えてきたけれど、何よりもこの旅を楽しんだ。私たちの人生のこの章の一部となってくれたすべての人に感謝し、私がとても寂しくなる女の子たちに感謝し、私が出会ったすべてのブルーに感謝します。幸運を祈っています。ロンドンはいつもブルーです』と英語でロンドンとチェルシーへの別れを綴った。彼女は以前から『スペイン以上の場所はない』と語っており、母国への帰還は家族の悲願であった。
さらにその後、クラウディアさんはおしゃぶりを咥えた幼少期の自分がレアル・マドリードのユニフォームを着ている未公開の写真を投稿し、『一方で、誇りと幸せで爆発しそう。冒険を始めよう!!』という言葉を添え、自身が生粋のマドリディスタであることを堂々と明かした。なお、彼女はインフルエンサーであり、ファッションデザイナーやバレエダンサーとしても活動している。長男マテオ君が自閉症スペクトラム障害(TEA)の診断を受けていることも公表しており、家族で病気への理解と啓発活動に努めている。 (via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo / MARCA)