空中戦を制した新砲オソリオと起死回生のフェル・ニーニョ! 攻撃陣の覚醒と不運のディトゥーロ

敗戦の中でも、エルチェの攻撃陣が見せた圧倒的な躍動感とポテンシャルは、今後のリーグ戦に向けた大きな光となりました。

その中心となったのが、今季初スタメンの座を掴み取ったアルゼンチン人FWアビエル・オソリオです。前半から相手CBコナテやルイセンを背負いながらボールを収め、強力な反転シュートで相手ゴールを脅かし続けました。そして71分、途中出場のチェペダが左サイドで相手SBトレン・アレクサンダー=アーノルドを完璧にかわして上げた精緻なクロスに対し、オソリオは驚異的なジャンプ力で打点の高いヘディングを放ち、守護神クルトワの逆を突く見事な追撃弾を叩き込みました。驚異的な跳躍と勝負強さは、まさにチームの主砲として申し分ない存在感でした。

さらにアンセルミ監督の積極的な采配も実を結びます。57分にトマ・レマルとチェペダ、67分にはフェル・ニーニョとルーベン・サンチェスを投じると、チームの攻撃ギアが一段上がります。83分、相手DFククレジャのミスを見逃さなかったフェル・ニーニョがペナルティエリア内に侵入し、対峙するDFの足元を抜く技ありの同点ゴールを記録しました。フェル・ニーニョにとってはレアル・ソシエダ戦以来となる今季ラ・リーガ3点目であり、途中出場から即座に結果を残す勝負強さを見せつけました。

一方で、キャプテンの守護神ディトゥーロにとっては不運が重なる一戦となりました。1点目の場面ではアルダ・ギュレルのシュートがポストに跳ね返って手に当たる不可抗力のオウンゴールとなり、終盤には91分の失点を含め相手の決定力に屈する形となりました。しかし、試合を通じて見せた鋭い出だしやシュートストップはチームを最後尾から支えており、攻撃陣の覚醒とともに次節以降の挽回が期待されます。(via Estadio Deportivo)