ヨーロッパ大会出場権を懸けた戦いと過去の栄光との比較

🌍 カルロス・コルベラン監督率いるバレンシアCFは、アノエタでのレアル・ソシエダ戦に勝利したことで、来季2026/27シーズンにヨーロッパの大会に復帰する可能性を依然として残している。しかし、最も相応しい舞台であるUEFAチャンピオンズリーグへの復帰はすでに不可能となっている。バレンシアは2020年3月を最後にこの最高峰の大会から遠ざかっている。

後半戦の成績や、5位のレアル・ベティスがチャンピオンズリーグへの最後の切符を確保したポイントがわずか57ポイントであることを考えると、バレンシアにとっては絶好の機会を逃したという感覚が強まっている。特に、前半戦でわずか17ポイントしか獲得できず、降格圏に沈んでいたことが大きく響いている。レギュラーシーズンを通じて安定したパフォーマンスを維持できなかったことが、ピーター・リム体制以前のように上位争いに加わることを妨げる結果となった。

ラ・リーガ第37節を終えた現在、バレンシアが目指せるのはUEFAカンファレンスリーグ出場権のみである。最終節のホームでのFCバルセロナ戦(すでに優勝を決めている)に勝利し、ヘタフェとラージョ・バジェカーノがそれぞれオサスナとアラベスとの試合で勝たないことを祈る必要がある。もしあと10ポイント多く獲得していれば、バレンシアはカンファレンスリーグではなく、チャンピオンズリーグ出場権を争えていたはずだった。現在5位のベティスは、2012年にマラガCFがチャンピオンズリーグ出場権を獲得した際のペースとほぼ同じである。当時のマラガは58ポイントで出場権を獲得したが、同じシーズンのバレンシアはウナイ・エメリ監督の下で61ポイントを獲得し、3位でチャンピオンズリーグに出場していた。

現在のスペインサッカー界において、これほど低いポイント(60ポイント未満)でチャンピオンズリーグ出場権が獲得できるシーズンは、2012年と今季2026年を除いて過去に例がない。例えば2003年、ラファ・ベニテス監督時代のバレンシアは61ポイントを獲得しながらもチャンピオンズリーグ出場を逃している。一方、クラブ創立100周年であった2019年には、マルセリーノ監督の下で同じく61ポイントを獲得し、4位で最後のチャンピオンズリーグ出場権を手にした。これ以降、バレンシアはヨーロッパの大会から遠ざかり、それに伴うUEFAからの収入も途絶えている。

今季はスペインリーグがプレミアリーグに次ぐUEFA係数2位を確保したため、追加のチャンピオンズリーグ出場枠を獲得している。皮肉なことに、その立役者となったのはカンファレンスリーグ準決勝でストラスブールを2-0で破り決勝進出を果たしたラージョ・バジェカーノであった。そのラージョ・バジェカーノとヘタフェが、現在バレンシアとカンファレンスリーグ出場権(7位)を争うライバルとなっている。

ピーター・リムが経営権を握って以降、パンデミック後の数年間でバレンシアはラ・リーガの強豪としての地位を大きく後退させた。かつてはバルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、セビージャと共にチャンピオンズリーグの常連であったが、現在ではビジャレアルやベティスといった成長著しいクラブにその座を奪われている。来季のチャンピオンズリーグには、バルサ、マドリード、アトレティコと共に、そのビジャレアルとベティスが出場する。

勝利が3ポイント制となって以降の歴史的なデータを比較すると、バレンシアの現状の厳しさがより浮き彫りになる。通常、チャンピオンズリーグへのアクセスラインは64ポイントから76ポイントの間で推移してきた。バレンシアは2014/15シーズンに77ポイント(4位)、2017/18シーズンに73ポイント(4位)、2018/19シーズンに61ポイント(4位)でチャンピオンズリーグ出場を果たしている。しかし現在、UEFAの全大会へのアクセスが歴史的に見ても容易なシーズンであるにもかかわらず、バレンシアは自力でヨーロッパの大会に出場することすらできない状況にあり、過去数年間は順位表の下半分で生き残ることに必死になっている。(via SPORT)