ダビド・オトルビ(バレンシアCF) プレミアからの熱視線と自動延長条項での留保
バレンシアCFの生え抜きであるFWダビド・オトルビに対し、プレミアリーグの複数クラブが本格的な関心を示していることが明らかになった。10代の若きアタッカーを巡りイングランド勢がスカウトを派遣する中、クラブ側は契約に含まれる自動延長条項を発動させることで流出を阻止する構えだ。
エル・サルディネロで行われたラシン・サンタンデール戦において、トップチームでの初ゴールを記録したことで評価は一気に高まった。その試合のスタンドにはニューカッスル・ユナイテッドのスカウト陣が姿を見せており、鮮やかなパフォーマンスを目の当たりにしていたのである。
選手の代理人を務めるナチョ・ガジャルト氏はラジオ番組の取材に応じ、プレミアリーグを中心とする多くのクラブから問い合わせの電話が入っている事実を認めた。しかし同時に、選手本人はバレンシアでの生活に大変満足しており、現時点での優先事項はクラブで成長を重ねてチームに貢献することだと語り、移籍の噂を牽制している。
クラブ側も将来の主軸と目される逸材を守るため、事前の契約ワークを抜かりなく進めていた。2026年4月に締結された現行契約は2028年6月までとなっているが、トップチームで10試合に出場した時点で、自動的に2031年まで契約が延長される特殊な条項が組み込まれている。
この条項が発動すれば、契約期間の延長とともに年俸条件が引き上げられ、同時に他クラブからの引き抜きを防ぐための契約解除金も大幅に増額される仕組みだ。現在、トップチームでの出場数はその基準値に極めて近づいており、規定達成による自動更新は時間の問題と見られている。
この動きが意味するのは、巨額の資金力を誇る英州クラブの攻勢に対し、バレンシアが自ら育て上げたアカデミーの宝を確実に手元へ留め置く戦略を描いているということだ。プレミア勢の関心が高まる前に契約更新のハードルを自動的に引き上げることで、市場での優位性を確保したと言える。今後の焦点は、ハビエル・アギーレ監督のもとで出場数を重ね、正式に2031年までの契約延長を確定させるタイミングに移る。(via ElDesmarque)